【驚愕】 TIMEを読んでいたら、Frankensteinが動詞として使われている場面に遭遇した

先日、TIMEで「今年の100人」をパラパラと読んでいたところ、大谷翔平選手の記事を見つけました。

その中にあったのが、Frankensteinが動詞として使われている一文。内容そのものよりも、そっちの方に興奮してしまいました。

If you were to Frankenstein every unique talent into one player, you'd get Shohei Otani. He has the power of Bryce Harper, the pitching of Max Scherzer and the speed of Trea Turner.     

(TIME Sep.27 / Oct 4 2021 号 Alex Rodriguez 氏によるShohei Otaniの記事より引用。デジタル版はこちら。

勇んで、Frankensteinを辞書で検索してみたものの、どの辞書も名詞としての意味しか掲載されていません。

「フランケンシュタイン」はもちろん聞いたことはあるものの・・・やばい、マンガ「怪物くん」のフランケンと混ざっていないか・・・。

じっくり見ていくと、ランダムハウス英和辞典のこの表記が参考になりました。

Frank·en·stein [frǽŋkənstàin]  
n.
1 フランケンシュタイン:自分の手に負えなくなる[自分を破滅させる]怪物[破壊的な力]を作り出す人.
2 (また Fránkenstein mònster)フランケンシュタイン:そのような怪物[破壊的な力]; 自分で作り出した悩みの種.
語源
1838.Mary Shelley 作の小説 Frankenstein(1818)で怪物を作り出した主人公の名にちなむ

ということは、"If you were to Frankenstein every unique talent into one player"の部分は、「類いまれなる能力それぞれを組み合わせて、一人の選手にしたら」あたりが良さそうです。(intoの「状態の変化」にも、若干萌えてます)

全て訳してみると、こうなります。

「もし、類いまれなる能力それぞれを組み合わせて、一人の選手にしたら、大谷翔平が出来上がるだろう。彼は、Bryce Harperのパワー、Max Scherzerのピッチング(能力)、Trea Turnerのスピードを持っている。

Frankensteinという動詞を使うことで、大谷選手を手に負えない怪物と捉えている感じが伝わってきて、すごく面白い表現だなと思いました。

また、英字記事を読んでいてこのような表現に出会ったら、書きに来ようと思います。


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