精神病院の生活。閉鎖病棟について。その1
ずいぶん前回の投稿から日が空いてしまいました。
入院中は、今現在もコロナ禍ですが、私はコロナ情勢だったので閉鎖病棟は全く外には出られませんでした。
そうすると自然とそのフロアの範囲内だけで過ごさなくてはなりません。私が最初の病棟で過ごしたのが30日、8月25日~9月25日だったので、30日、やることもなくひたすらに飽きる生活を閉じた空間で生活することになりました。
私が入院した病院のフロアの見取り図は以下の感じです。
手描きで書いたので見難いのは失礼いたします。
まず入るのが観察室でした(病院により名称が違うことアリ)。そこは広さ4畳だったと思います。その中にトイレもあるのでひたすらに狭いし、場合によっては自分の意志で外に出られもしません。コロナ禍ではまずここに入り、コロナでは無いと判明したら一般病室に移る段取りでした。
次に一般病室ですが、仕切りがなく、畳が並べてあるだけの本当に何もない、カーテンもない部屋に移されました。私はこの病棟では18畳の部屋でした。18畳の部屋に6人が生活する。広さにして、一人3畳分しかありません。
状態によっては患者は隔離室に移されます。部屋の作りは観察室と同じでしたが、コロナじゃなくても外に自由に出られません。トイレを流して欲しくても職員が気付かなければ流してくれません。匂いとかもあいまってきついです。病状が重い方は容易に隔離室に入れられていたように感じました。
トイレは、大が2つ。小が3つだったはず。この病棟には患者が25人ほどいるのに大が2つしかなく、しかも片方は詰まりがちなのでトイレに非常に困りました。
私が入ってはいない病室としては、ベッド部屋と、重症患者部屋がありました。ベッド部屋は足腰の弱い人が主に。重症患者は点滴とかうける人などの他、身体拘束される人が入る部屋でした。
テレビは1つ。チャンネルは自由に変えられない。いつもNHKが流れていました。このテレビがあるフロアは比較的広いので、ここで食事をしたり、作業療法をしたりします。洗面台、給湯器もここにありました。
私がこの閉鎖病棟から出たのは、検査と、お風呂の時以外にありませんでした。面会に親が来てくれましたが、その面会は観察室前の廊下でしたし、外出は一切認められませんでした。病院側のプロブラムを見ると、閉鎖病棟でも外出は出来ることもあるそうなのですが、私の時は一切認められませんでした。虫歯が酷くなったらどうするのですか?と聞いたら、抜くしかないね、と言われました。これが、人道的か、精神福祉法にも適法なのかは疑問があります。
次は実際に私の目線からみた部屋の様子のイラストを交えたいと思います。
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