【さようなら全てのエヴァンゲリオン】
結論から言うと、浅いエヴァ体験しかない自分でも今回のシン・エヴァは、なんだか卒業式に出席したみたいで、「一つの時代が終わったんだな」って感じでした。
以前書きましたが、1番初めに就職した会社はムーヴィックというアニメに関わる会社でした。その当時、エヴァンゲリオンが社会現象化して、グッズや今でいう考察が書かれた本が空前の売れ行きでした。自分はガチのアニメ好きでもなかったので、アニメよりも考察のテーマになったユダヤ教的世界観や作品にまつわる記号論とかを消費するタイプでした。
今回、オリラジのあっちゃんのYouTubeを観て、4時間語りたくなるアニメってどんなもんなんだろうと思い、観に行きました。
内容はあまり理解できなかったのですが、つまらないと言うことはなく、就職した当時の思い出や、その間に忘れていた記憶が呼び覚まされるという不思議な映画体験でした。
それはきっと今回のシン・エヴァが庵野監督の個人的体験を色濃く反映した作品だからかな。
ストーリー以外に、登場するキャラクターの関係性や行為の意味、描かれる世界観などを考察して楽しむ文化の始まりはエヴァからだったのかも。YouTubeの考察動画で色々な伏線も知ったから、もう一度楽しめそう。
あ、上映前の予告を観たら、これからシン・仮面ライダー、シン・ウルトラマンも庵野監督で製作中みたいです。こちらはもっと幅広い層の記憶を刺激する作品になりそうですね。
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