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#5 自らをマネジメントすることは常に可能である

こんにちは、いおままです!
2週間も更新が空いてしまいました(泣)GWに家族全員が流行病にかかり、自宅療養で何もできず。さらには息苦しさという若干の後遺症に悩まされていましたが、ここ数日でだいぶ良くなってきました。対策していても奴は近づいてくるので、これを読んでくれているあなたもどうかお気を付けくださいね( ;∀;)

さて、今回はドラッカーについての書籍に足を踏み入れます!ドラッカーといえば、2009年に岩崎夏海さんの『もしドラ』で一気に注目を浴びましたね。マネジメントの父として有名ですが、マネジメントと聞いてあなたはどんなことを思い浮かべますか?「部下のマネジメント」とか、「人のマネジメント」と答える人が多いかもしれません。
しかしドラッカーは、「ほかの人間をマネジメントできるなどということは証明されていない。しかし、自らをマネジメントすることは常に可能である。」と言っています。
今回ご紹介する本の著者であるジェレミー・ハンター氏は、それをとても分かりやすく書いてくれていると思います。

さて、今回ご紹介する本はこちら☆

『ドラッカー・スクールのセルフマネジメント教室』
ジェレミー・ハンター 著 /(執筆協力)稲墻 聡一郎
                  (発行所)株式会社プレジデント社

なぜ今、セルフマネジメントなのか?

どんな瞬間にも、私たちは何かしらの選択をして、それに基づいて行動しています。その選択がもたらした結果は、自分が意図していたものでしょうか?という問いがあります。望んでいない結果をいつものパターンで繰り返していませんか?この本では、「自分自身を変えることで望む結果を得る」ことが主題として書かれています。なぜ望む結果を得るためにセルフマネジメントが必要かというと、20世紀から21世紀へと変化する社会や組織の在り方が関係しているようです。

20世紀型はヒエラルキーモデル

・社会や組織にヒエラルキー(階層)がある
・役割が決まっている
・受け身である
・スピードが遅い
・非効率である(単純なタスクの場合は効率的)
・個人が何を感じているかは問題ではない

21世紀型はネットワークモデル

・環境や役割が常に変化
・主体的である(ネットワークに何かを与え、与えられる)
・流動的である
・スピードが速い
・軋轢や対立と向き合う必要がある。
・感情は大事な要素

(※本にはそれぞれ図が載っているので、もっとわかりやすいです)

ドラッカーはこの20世紀から21世紀にかけて、社会は急速に知識社会化すると指摘し、その社会に働く人たちのことを”知識労働者”と呼びました。わかりやすく言うと、ヒエラルキーモデルで働く人は上から指示されたとおりに動けばよく、ネットワークモデルで働く人は、仕事上の役割や人間関係も以前より複雑になっているため、自分自身を上手にマネジメントできなくてはいけないのだそうです。

望まない結果をもたらす要因とは?

①サバイバル・情動反応
→私たちが脅威に直面すると、脳が示す選択肢は3つ。攻撃するか、逃げるか、隠れるか。
②人間の行動、思考、感情の90%は、無意識的で自動的なパターンに支配されています。そのほうが楽だからだそうです。
(☆『スマホ脳』を読んだ方は①はピンとくるかもしれませんね!)
①と②は、日常的に私たちの判断を奪い、可能性を狭め、気付かないうちに望まぬ結果を引き寄せているのだそうです。

まとめ

自分の望む結果を得るためには、どうやらセルフマネジメントは必須のようですね。今回まとめたのはほんの一部ですが、他には神経系(交感神経と副交感神経)のマネジメントや、望む結果を得るためのIRマップなどといった、実際にやってみるのも面白そうなワークも紹介されていました。

私自身、ドラッカーを学び始めてからというもの、セルフマネジメントの重要性をとても強く感じています。みんながセルフマネジメントするようになったら、きっと素敵な社会や組織が増えるんだろうなあ~と、密かに夢見ています。このnoteを読んでくれている人が、マネジメントとは何かをちょっとでも考えるきっかけになれば嬉しいです。

ドラッカー大好きなので、次回もドラッカー関連の本の紹介になる予定なのですが悪しからず(笑)

それでは、また来週~(^^)/~~~


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