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「バナナ型」とは何なのか

先日このような記事を書いた。

遺伝子検査の結果、自分は「バナナ型」らしいということは理解した。
どうやら痩せにくい体質らしく、30代くらいからは特に代謝も落ちるし、体重管理に気をつけた方がいいらしい。

そもそも、「バナナ型」とは何を持ってそう判断しているのかが気になってきた。自分なりに色々調べてみることにした。

β2アドレナリン受容体遺伝子変異型

「バナナ型」と呼ばれる人々は日本人の約16%くらいいるらしい。
どういうことかというと、下記のようなことらしい。

β2アドレナリン受容体(β2-AR)遺伝子には変異型があり、日本人の約16%が変異型を有していると言われています。特に肥満女性でこの変異型を持つ場合、食事や運動療法を行うことで安静時代謝量が変異のない人に比べて約300kcal増加することがあります。

Search Labs | AIによる概要

Googleの検索結果にAI概要が表示されるが、その内容によるとどうやらβ2アドレナリン受容体遺伝子に何かしらの変異があるらしい。
この変異を持っている人々が日本人には16%程度いるとのことだ。

β2アドレナリン受容体とは

β2アドレナリン受容体は、「血管を拡張させる、気管支を拡張させる、グリコーゲンを分解する」など、色々な身体的作用に関与するものらしい。

下記のサイトを参考にすると、β2アドレナリン受容体は持久力にも関係するタンパク質ということだ。

私の疑問

このサイトにも書いてあるが、β2アドレナリン受容体遺伝子が変異したものは、バナナ型遺伝子と呼ばれ、この遺伝子変異を持っていない人と比べるとエネルギー消費量が多いらしい。

よくわからないのは「一方で、バナナ型の人が一度太ってしまうとダイエットしても中々脂肪が落ちない」と言われていること。

エネルギー消費が他の遺伝子型の人よりも多いのに、ダイエットしても脂肪が落ちにくいというのはあまり直感的には理解できない。

ChatGPTさんに聞いてみる

β2アドレナリン受容体(β2-adrenergic receptor、ADRB2)は、脂肪分解やエネルギー代謝に関与する重要な遺伝子です。この受容体は脂肪細胞に存在し、アドレナリンやノルアドレナリンが結合することで脂肪分解が促進されます。ADRB2遺伝子にはいくつかの多型(遺伝子のバリエーション)があり、それぞれが代謝や肥満のリスクに影響を与えることが知られています。

### ADRB2遺伝子の変異型(多型)
代表的な多型として以下の2つがあります。

1. **Arg16Gly多型(rs1042713)**
- 位置: 16番目のアミノ酸がアルギニン(Arg)からグリシン(Gly)に置換される。
- 影響: Gly16型は、Arg16型に比べて脂肪分解の反応性が低いとされています。

2. **Gln27Glu多型(rs1042714)**
- 位置: 27番目のアミノ酸がグルタミン(Gln)からグルタミン酸(Glu)に置換される。
- 影響: Glu27型は、Gln27型に比べて脂肪分解の効率が高いと言われています。

### 「バナナ型」と呼ばれる理由
「バナナ型」とは、主にArg16Gly多型においてGly16型(グリシン置換型)のことを指します。この型を持つ人は脂肪分解の効率が低いため、エネルギー消費が少なく、脂肪が蓄積しやすい傾向があります。一般的には「太りやすい遺伝子型」と言われています。

### 一度太ってしまうとダイエットが難しい理由
「バナナ型」と呼ばれる遺伝子型を持つ人が、太ってしまうと脂肪が落ちにくい理由は、以下の要因が考えられます。

1. **脂肪分解の効率が低い**
- β2アドレナリン受容体は脂肪細胞において脂肪分解を促進する役割を持っていますが、Gly16型ではこの働きが弱いため、アドレナリンが分泌されても効果的に脂肪を分解することができません。これにより、脂肪燃焼が起こりにくくなります。

2. **基礎代謝の低下**
- この遺伝子型を持つ人は、基礎代謝が他の遺伝子型に比べて低い傾向があります。そのため、カロリー消費量が少なく、ダイエット中も体重が落ちにくいという問題があります。

3. **食欲制御の難しさ**
- 一部の研究では、ADRB2の変異型が食欲やエネルギーバランスに影響を与える可能性も示唆されています。これにより、食事制限が難しく、体重を維持するのが困難になることがあります。

ChatGPT

微妙に調べたことと違う答えが返ってきた。
返答には、「エネルギー消費が少ない」「脂肪燃焼効率が悪い」と書かれている。

「痩せにくい」の回答としてはこちらの方が納得できる。

まとめ

ネットでサクッと調べただけだが、自分の経験からすると脂肪の燃焼効率が悪いということは体感的にもあり得るな、と感じた。
他にもいくつか気になる部分もあった。
「食欲制御の難しさ」という項目が、ChatGPTの回答にもあるが、遺伝子検査の結果に「ロイシン」の摂取量が低いというものもあった。
「ロイシン」は食欲を抑える役割もあるらしく、これは何か関係があるのかな、と思ったが、よくはわからなかった。

まだまだ、自分の身体のこと、よく知る必要がありそう。

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