【女ひとり旅】ベトナムでの5日間〜ホイアン(文化)編〜
ベトナムに来て三日目の早朝。
ヒョロヒョロと謎の鳥の声で目が覚めました。当たりは明るくなり始めたところでした。
聞き慣れない声に珍しい綺麗な鳥かも!頭の中ではカラフルで尾の長い鳥を想像しながら窓を開けて辺りを見渡しても、鳥の姿は見えず、、。
それから、目を閉じてもなかなか眠りにつくこともできませんでした。
今日は午後から、ミーソン遺跡のツアーに参加することは決まっていたけれど、それまでの予定は決まっていなかったので、どこか面白そうなところがないか調べることにしました。
昨日は食べ歩きに近かったので、もっとどこか建物や工芸品を見れるところを探していると、出てきたのがPrecious Heritage Art Gallery Museumでした。どうやらベトナムの少数民族を撮影する写真家の方のミュージアムで、写真以外に伝統衣装の展示がされているようなので見に行くことにしました。
今朝の朝食はフルーツヨーグルトにしました。それも思っていたより豪華!
大好きなスイカに、ドランゴンフルーツ・マンゴー・パイン・バナナ。
どれも当たり前ですが冷凍のフルーツは入っていません。
日本だとどれも高価な果物で、こんなに贅沢にたくさんの種類の果物を一度に食べれるなんて幸せ〜と思いながら、朝食を済ませて早速調べたミュージアムに行きました。
入り口はショップになっていて、知らずに入ったら写真を販売するお店だけと勘違いしてしましそうですが、京都の町屋の様に奥に建物が続いていて、奥に進むととても力強さを感じる写真と民族衣装が沢山展示されていました。手仕事に興味のあるわたしは、衣装の一つ一つに興味津々。
惜しげもなくこんなにも間近で沢山の民族衣装が見れるなんて!本当に貴重なのではと思います。帰りに印象に残った写真のポストカードを購入しました。ホイアンに来たらぜひおすすめの場所です。
ツアーの時間まで少し時間があったので、もう少し周辺を歩いてみようと通りに出ると、賢そうな可愛い犬がいるではないですか!目で追っていると、どうやらこのお店で飼われている様です。
お店の前に絵が沢山飾られていたので、画廊かな?と思ったのですがお店の中には何やら雑貨が置いてある?と思い、少し覗いてみることにしました。
人が大切に使ってきた積み重ねを感じる古いものが大好物なわたし。
店に一歩入った瞬間にわたしの物欲センサーにスイッチが入りました。
どうやらこちらのお店は、ベトナムの古道具とアートのお店の様でした。
しかも、先ほど見てきた少数民族のお洋服やテキスタイル、パーツを使用した雑貨などもあり、もう欲しいものだらけです!
おまけに入り口の写真にも写っている女性の店員さんと、その友人というインドの男性の方がとっても気さくでチャーミング!本当に楽しく買い物をさせてもらいました。
(お名前を聞いたのに、忘れてしまい申しわけないです、、わたしの悪い癖)
置いている物についてはもちろん、日本のことについても沢山話をしてくれ、最近よく聞く日本人の曲があると聞かせてくれたのが、竹内まりやのplasticlove!最近の曲ではない意外なチョイスで、今回の旅の一曲になりそうです。
ちなみにこちらのお店でわたしが購入したのはこちら!
スーツケースに入るのもという制限があったおかげで物欲をなんとかセーブできました。笑
お昼までもう少し時間があったので、バインミーフーンに寄ってバインミーをテイクアウトしてホテルで休憩。
そして、ミーソン遺跡ツアーのバンがホテルに迎えに来てくれ、乗り込みました。リアルあいのり世代わたしはそのバンの形や古さに懐かしさを感じながらバンに揺られていました。
外の景色は一気に田んぼに変わり、日本の田舎に近い感じはありましたが、遠くの方に牛が見えたり、通り沿いの民家の庭先で鶏が飼われていたりして、動物を見つけるとなんだか嬉しくなりながら、道中を楽しんでいました。
今回のツアーではポーランドのご家族やイギリスのご夫婦と一緒でした。
車の中でもガイドさんが色々と説明をしてくれたのですが、なんせ全て英語!ほんの少しの単語は耳に入ってくるけれどさっぱり何を言っているのかわからず、、中学から英語が大の苦手だったのですが、この時に心から英語を勉強したいと思ったのでした。
到着したらすぐに遺跡が見えてくるのかと思いきや、
どうやら入場ゲートからずっと先の山の中にあるらしく、灼熱の中カートに乗り、その先は綺麗に舗装された道を400m位徒歩で遺跡まで向かいました。
日焼け止めはもちろん入念に塗りましたが、タンクトップにキャップの軽装で参加したので、ジリジリと太陽の熱がダイレクトに素肌にあたるので、日焼けが気になりもっとつばの広い帽子や薄手の羽織などがあれば良かった、、と少し後悔しました。
その日は、ものすごく天気もよくおまけに午後からのツアーだったので、遺跡についた頃には汗だくでした。
けれど、空の青に遺跡の煉瓦の色が生えより一層、存在感のある景色に見えました。
大きく分けて3箇所の遺跡群があり、そこをガイドさんが説明しながら案内してくれました。
見るだけでももちろん満足だったのですが、やっぱり歴史のある場所は言葉のわかるツアーに参加した方がより楽しめそうです。
ミーソン遺跡では、遺跡の見学以外にダンスショーもやっていて最後にそれを見て帰路につきました。
わたしの参加したツアーにはその後にホイアン市内に戻り、トゥボン川クルーズもついていました。
トゥククク…というエンジン音を聞きながら風に吹かれ、バインミーを頬張るのんびりとした時間でした。
帰りはホテルまでか、旧市街までか降りる場所を指定できたので旧市街で降りてホテルまで街を歩きながらホテルに戻りました。
金曜日だったからか、旧市街は昨日よりも街に人で賑わっていました。
夕食はお気に入りのPho Xuaで食べて帰りました。
あなた、昨日も来たわね!フフ。なんて言われながら、美味しくいただきました。今日は汗を沢山かいたこともありスープが体に染み渡りました。
昨日はホイアンの食を巡り、今日は歴史や文化を巡る旅。
ホテルだけ予約して気の向くままに旅してみようと、ほぼノープランでしたが、我ながらなかなかいい旅ができたのではと思います。
ホイアンは街の雰囲気もすれ違う人々も、のんびりしていました。
行き交う現地の人も、街の所々にいる犬なども、思い思いに過ごしているけれど誰もそれを責める人はいません。
わたしはこれまで、自分の考えや想像もしていなかったことが起きた時、それをそもまま受け入れられていたのだろうかと、ホイアンの人々に触れ考えてしまいました。
自分の中で作り上げた、ルールの枠が存在していて自分自身も知らず知らずのうちにその枠の中で生活をしていました。例えば日本ではもやしは加熱して食べるのが当たり前で、トマトはほとんどの場合は生で食べます。けれど、ベトナムではその逆です。フォーにも生のもやしを入れて食べましたがが、みずみずしくてとても美味しいです。
当たり前だけれど、自分の常識が他人の常識ではないこと、また自分の常識を破ることで見える景色があるということに改めて気がつきました。
大切なのは自分と違うことを認め、受け入れるということ。
大人になってますますそのことを忘れてしまっていました。
さてベトナム旅、4日目はハノイで日本から来る友人と合流です。ハノイはホイアンとはまた違った雰囲気でしたよ。
また気ままに更新したいと思います〜!