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横浜マラソン2024走ったら...

久しぶりのnote...😅
ちょっと思うことがあったんで書いてみよう。
相変わらず1記事書くのに1週間くらいかかっちゃったけど😅
ちょっと長いけど何かの暇つぶしにどーぞ

悩んだ末走った横浜マラソン

今年(2024年)の夏は暑かった。異常に暑かった。おまけにクーラーも壊れて死ぬかと思った😅
ただ、どういう訳か19年マラソンやってきて自分史上今までないくらいこの夏は走りこんだ。
なぜなら今春のような不甲斐ないレースを秋にしたくなかったから🤣

でも走力はなにも変わらないばかりか、オーバーワークでお決まりの「怪我」😭😭😭
慣れない事しちゃいけませんね😅
そのせいかどうかは定かではないが、9月終わりに、このnoteのアカウントを作るきっかけになった椎間板ヘルニアが再発。

軽度ではあるが左右の坐骨神経痛を発症して、やっと出られると思った念願の横浜マラソンは本来ならDNSするの予定だった。

がしかし!整形外科で処方してもらった痛み止めが劇的に効きまくってくれて
タイムを気にしなければゴールはなんとかできそうだ。
そんなわけで横浜マラソン前日10月26日急遽スタートラインに立つことを決めた。

10月27日晴 どうやら10月最終週なのに夏日近くなりそうだとか。
荷物を預けて分不相応なBブロックへ😅
【本日のプラン】
周りにつられず1km6分でいけるとこまで。ハーフまで行って足と相談。ペース上げられそうなら少しずつ...

8:30黒岩知事、ラミちゃん、谷原さん、その他お偉いさんに見送られながらハイ!スタート!

1km~10km

Bブロックだけあって周りはそこそこ早そうなみなさま
気を抜くとあっという間に5分半ペースとかになっちゃいそう。
ペース抑えるのに必死。
でも10秒、15秒早くなってしまうのは想定内。それも見込んでのキロ6設定✌️
気になる腰痛はいつものように走り出しはまあまあ痛い。でも体が温まるとおさまるはずだから今は我慢。
それよりスタート前からトイレ行きたい😅
桜木町駅でトイレ行ったのに😭
仕方なく2番目のトイレに寄ってあ〜スッキリ👍

みなとみらい、赤レンガ倉庫、山下公園前、マリンタワー...
まあまあ色々、思い出のあるスポットを巡り、小学校の遠足で甲板で弁当を食べた氷川丸を過ぎると急に地味な高速の下コースへ。でもこの高速の下、日差しがさえぎられて涼しくて快適だったのはいいが、ガーミンがまあ狂う事狂う事。
そうこうしてるうちに早々とサブ4ペーサー集団に抜かれる。
しかし追わない。今日はサブ4が目標ではない。まあ元々ペーサーについて走るのは苦手だし。
そしてスタートから左腰にずっと痛みがあったので、いつもより早く10km地点でロキソニン1粒投入!

11km~ハーフ

三渓園の脇を通って、根岸駅前でたくさんの沿道の応援にテンションあがるもペースだけは上がらないように我慢。
予定通りいい具合に15kmあたりでロキソニン効き始めて気持ちよく走れるようになってきた。
肩の力を抜いて、蹴らない、跳ねない
タイムは二の次、とにかくリラックスして明るく楽しく沿道の応援に手を振りながら、ペースに気を付けつつやがて20km
南部市場でターンすると、youtubeで何度となく見た悪名高き首都高の杉田の入り口が見えてきた。

22km~30km

横浜マラソンの高低図を見れば首都高部分が鬼門になる事は誰でもわかる。

さらにSNSなどで「首都高にやられた」「やっぱ首都高キツい」的なカキコミをよく目にしたのだが、自分はひそかに楽しみにしていた。
なぜなら理由は一つ!
普段走れないから🤣
「首都高走れるなんて最高じゃん😍」
2週間後のアクアラインマラソンもそれが好きな理由😍

さて無事、第一関門の首都高入り口の坂を上がって足に相談...
どうやら少しペースアップできそう🤔
とはいえ、急激なペースアップは事故の元
じわじわ5分半まであげるてみる
...なんとか行けそう
気になる腰痛も今のところ大丈夫そう。
さあ楽しみだった首都高劇場の幕開け!

SNSやYoutubeではこの首都高区間
・景色が変わらない(ずっと壁😅)
・沿道の応援が無い(一般の人は立入禁止)
・微妙なアップダウン
・左右の傾き(バンク)
・3回の折り返し
おおよそこんな理由で実に評判が悪い。さらに去年は強風だったとか
今年は風はそれほどでもないものの、まあ暑い😵
あちこちで倒れてる人、吐いてる人、足つってる人、止まってストレッチをしてる人...
まあまあな戦場状態😵
さすがにハーフを超えると疲れも出始める。
気温も高い。高速の上、もちろん屋根は無い上に微妙なアップダウンもある。
でもまだまだいけそう。腰も大丈夫そう
むしろたまに吹く海風が気持ちよかった。
なんとか自分と同じペースのランナーを見つけて並走させてもらったり、応援のチアや、フラダンスのみなさんに手を振りながら、心に余裕を、そしてとにかく水分と補給だけは忘れず淡々とキロ5分半を刻む。
ただ、横の傾きは確かにちょっと足にきたなあ...😅


31km〜40km

三渓園まで戻って31km過ぎ、事前の調べた感じでは34kmに最後の大きな上り坂があるらしい。
そこを何とかクリアすればあとは大きなアップダウンは無いはず。

すると、ここで時計を見てふと気づく。
「これ...サブ4いけんじゃん?😳」
恐らく経験したことある人は多いと思うが、走りながら時間の計算って意外と難しい(ただ計算が苦手なだけかも😅)
ただ、この後ペースアップできればいけなくはない。
そうなるとやっぱり出るよね~欲が😅
狙えるんだったら切っとこうよ4時間。
でもまだあと10km近くある。さらにキロ5分ペース位まで上げる必要がありそう。途中で終わる危険性も十分。
そんな自問自答をしてたら、少し先に「あるもの」が見えた😍

サブ4のペーサー集団が首都高出口前の最後の折り返しを過ぎて、まさに首都高降り口の下り坂に差し掛かるとこだった。
スタート後早々と抜かれていったサブ4ペーサーに首都高区間で追いついていた。
更に下り坂、この先大きなアップダウンは無い!
どーせタイム狙って走ってきたわけじゃない。途中でつぶれたらそれでいいじゃん!

足はもちろん、腰痛もどうやら大丈夫そう。
「プチ!」
脳内でリミッターが外れた!
首都高出口の下り坂を利用してペースアップ
苦しい!苦しいけど気持ちいい!(ドMか🤣)キタキタ!去年の板橋以来のこの感覚!
30km過ぎてスパートできる、ちゃんと練習ができて、ペース配分を間違えなかった時だけできる、苦しくも楽しい時間。
前半自分を追い越していったランナーをみんな追い抜いて、今は自分が主役と錯覚できる時間!たったキロ5で🤣🤣
やっぱり前半抑えたら絶対いいことがある。

41km~ゴール

とはいうものの、さすがにきついのはきつい。
それでも気持ちをキープ出来たのはたくさんの沿道の応援のおかげ😭😭(ありがとうございます)

赤レンガ倉庫敷地内に入ってからは何度もyoutubeで見た景色。
もう残り1km位なのに長い長い。
横浜ハンマーヘッドも見てるはずなのに記憶がない(この辺りはほぼ記憶がない)
何度となく脳内で
「(サブ4)できなくてもいっかな~😅」
「ぶわっかやろー!ここであきらめるな💢」
ブラックとホワイトが繰り返す😅
そして終わってからのビールを想像したりしながら最後の坂「女神橋」
このちょっとの起伏がキッツイ😭
「誰だこんなとこに橋作ったの!」なんて考えてたら見えてきたFINISHゲート。
グロスではもう4時間は回ってるものの、ネットではあと数十秒ある...

スタート時は「タイムは気にしないでキロ6分で走る」といってたヤツが「ここまで来たら絶対サブ4!」と強欲の塊と化してFINISHゲートを駆け抜けた。

ネットタイム 3時間59分21秒

前日までDNSするか悩んだ初めての横浜マラソン。
もちろんPBには遠く及ばないけど、ネガティブスプリットで走れたことが素直に嬉しかった。
仮にネットで4時間オーバーしてても満足してたと思う。

いつ腰痛が出るかわからない状態で、
目標は「完走」1km6分ペースでいってみるつもりで走ったらまさかのサブ4。

今まで貯金作る走りで、後半バテて目標タイムに届かなかったランナーさんがいたら、是非一度、「頑張ってハーフまでいつもよりゆっくり」走ってみる事をお勧めします(実はコレが難しい😅)
サブ4で言えば、一度、サブ4狙わず、キロ6でどこまで行けるかやってる事をお勧めします。
意外と4時間切るかもしれません。
キロ6で走り切れない人がサブ4は無理です。ましてや貯金作っても後半ばてて歩いたりしたら貯金なんてあっという間にチャラ

前半抑えられたら30kmの壁もありません。
30kmの壁はただ30kmで足を使い切ってしまってるだけです。
ウルトラマラソンランナーは最初からゆったりペースだから30kmの壁なんてあるはずもありません。
ちゃんと練習を積んでるランナーほど、まだまだ元気な前半にスピードを抑えるのって難しい。
けど殆どのランナーは前半飛ばし過ぎと思ってます。

さらに、前半貯金型の走りだとどうしても後半ばてて、辛い精神状態でゴールするのに比べて、後半上げる走りだと最後にたくさんのランナーを抜いて気持ちよくゴールできて、気分良く終われるのでマラソンが倍楽しく、ビールの味が倍以上美味く感じます😊

普段ちゃんと練習されててなかなか思うようなタイムが出ない方は、
「マラソンは後半バテるもの」
と思わず一度、ペース配分を見直してみるのもいいかもしれません。

ちなみに、僕はマラソンを始めて10年間、4時間切れなかったランナーです。高校まで野球をやってて、長距離走は誰よりも苦手で何よりも大っ嫌いでした。
コロナ禍でランを始めてすぐ、サブ4、サブ3.5で走れるランナーさんみたいな素質もセンスも体力もありません。
でも人に教わったり、故小出監督の本を読んで、後半型の走りを実践したら、最初のレースであっさり4時間を切りました。

逆に、前半貯金を作る走りで狙い通りのタイムをクリアできたことは一度もありません。

プロでもない、たかがサブ4程度の市民ランナー風情が上から語ってしまいましたが、この体験が、このnoteが誰かの役に立ったら嬉しいです。

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