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お金のことなんて待っていても誰も教えてくれないから、高校生のうちにFP3級取っときなはれ

こんにちわ。
今回は『資格 FP3級』についての記事です。

みなさんは、お金に興味がありますか?…おそらく「ない!」と即答できる人はいないのではないでしょうか?なぜなら、お金ほど生活に、ひいては人生に根差したものはないからです。

それなのに、ああ、それなのに、お金のことって誰も教えてくれないですよね。学校も親も、私の場合は教えてくれませんでした。
大学生で初めてアルバイトをし、年末にもらった源泉徴収票。あれはなんだったのでしょう?バイトの先輩に聞いても「いらないんなら捨てればいいんじゃない?」の一言で終わりました。まあ、親も教えてくれないことを懇切丁寧に教えてくれる他人はいませんよね。

就職し、社会人になっても、年末調整や源泉徴収票、給与明細の見方を教えてくれる人はいませんでした。

本当に「これはヤバいかも」と思ったのは、結婚し住宅購入を検討するとき。人生初の高額購入を検討すると同時に、夫婦ともにお金に無知だった私たちは、初めてファイナンシャルプランナーに依頼し、お金の相談をしました。その時に私は「自分がお金に対して無知であること」を突き付けられたのです。

  • 自分の月の支出額をきちんと把握していない

  • 自分が望む人生の生き方を考えていない

  • 住宅購入の予算はいくらまでならセーフゾーンかわかっていない

  • 貯金額はあるが、投資に興味なし

  • 保険は入った方がいいと聞くが、種類がよくわからない

今考えると、カモがネギ背負って現れたみたいな感じでした。
ファイナンシャルプランナーとの最初の面談で「自分が送りたい人生(子どもは何人ほしいか、持ち家希望か、レジャーはどれくらいの頻度で行きたいか」「収入と支出、概算の退職金、会社の福利厚生」などを細かく聞かれ、なんとか算出して提示、それをもとに保険や住宅購入の相談に乗ってもらいました。
しかし、その相談の中で私はずっと疑問に感じていたんですよね。

  • 貯金があるのに本当に保険っているの?

  • やたらと投資を勧めてくるけど怪しくない?

  • 住宅ローン購入、変動金利や固定金利、保証人、住宅ローン控除…分からん!!

しかし自分があまりにも無知すぎて、自分の考えに自信が持てずに、提案されるままの保険を契約してしまったんですよね…!!!

一方、住宅購入を検討し不動産屋を周ったのですが、当時20代後半の私たち。住宅購入世代より若かったためか、半分以上は門前払いされたか悪質な不動産屋に粘着される始末。

結婚式のときもそうだったのですが、独身者より既婚者の方が圧倒的に世間は「金を持っている」対象として扱ってきます。そのうえ年齢が低いと、「カモ」として勧誘されるか、舐められて門前払いされます。

大学生で初めてバイトをし、何の役にも立たなかったけれどもらえた初給料は本当に嬉しかったです。しかし、お金のことを詳しく学ぶ機会なんてありませんでした。

紆余曲折あり苦労して手にしたマイホームに移り住み、私は決意しました。
お金の勉強をしてやる…と!!!!!!!!!




高校生のうちに取得しておきたいFP3級


FP3級(3級FP技能検定)では、金融、不動産、住宅ローン、保険、年金、税制、投資、相続など、人の一生にまつわる「お金」の知識を体系的に学ぶことができます。

試験は「学科」と「実技」に分かれていますが、回答はすべてマークシート方式です。内容はほぼ暗記物なので、覚えてしまえば高校生でも受験し、合格することができます。私が受験した中では、大学生が一番多かった印象です。

この資格のすごいところは、お金のことを体系的に学ぶことができるということ。生涯にかかるお金の算出方法のみならず、税金の優遇制度や公的保証、不動産や投資、亡くなったあとの相続まで網羅されています。
社会に出る前に取得しておきたい資格の一つです。


FP3級が最強の節約


私はFP3級を取得して、自分のお金について考え行動しました。

  • 生命保険はすべて解約:貯金が多い、年間の支出額が少ない、安定した収入があるため、万が一の備えは公的保証でカバーできる

  • 投資が怖くなくなる:分かりづらかった投資の用語を、資格を通して学ぶことができたため、NISAを始めることができた

  • 住宅ローンは連帯債務者を選択:夫婦でそれぞれ税制の優遇を受けられるよう連帯債務者としてローンを組む

  • 出産時、確定申告で医療費控除を申請


これは、私の考えや人生設計に基づいた資産運用なので、すべての人に当てはまるものではありません。保険や投資は、ご自身の資産・生活を鑑みてメリット・デメリットをもとに冷静に考えましょう!

結局、事前にファイナンシャルプランナーに組んでもらった生命保険はすべて解約しました(住宅の火災保険・自動車保険は入っています)
日本は公的保証が充実しており、特に健康保険証の威力は絶大です。
私はそもそもがケチの性分なので、あまりお金を使うことがありません。その生活を維持し、半年ほどの生活資金を貯金できていれば、怪我や病気などの万が一にも公的保証と自己資産で十分対応できます。

また、自分のお金ではないですが、祖母がなくなった際、その資産の処分方法について母の相談に乗ることもできました。働き者で子どもを育て上げた母も、お金については強くなかったんですよね…


「お金」について体系的に学ぶということ


FP3級のすごいところは、2〜3ヶ月勉強すれば、人生に必要なお金の教養を身につけることができるということです。
「わざわざ資格を取らなくても、欲しい情報は都度検索すれば手に入るじゃない」と思うかもしれませんが、それだと「検索した情報」しか手に入らず、本当に必要な情報を取りこぼすことがあります。日本は福利厚生が充実した国ですが、自己申告しなければその恩恵を受けることはできません。そもそも「保証」や「制度」があること自体知っていないと、調べたり申告することができないですよね。

知識を身に付けるということは、ひっかかりを作っておくということです。FP3級の知識は、あくまで「教養」の範囲なので、もっと詳しいことを知りたい人は検索や専門書で深堀りするか、履歴書に載せたい場合は上位資格を狙って勉強に励みましょう。


ファイナンシャルプランナーは、大前提として「その人がどのような人生を送りたいか」を元にそれが実現可能な人生設計を提案してくれます。冒頭の、私が相談したファイナンシャルプランナーも、私たち夫婦の人生設計をヒアリングして、いろいろな提案をしてくれました。落ち度は、それと対等に話し合う知識のなかった私の方にあります。

自分のお金を一番大事に思っているのは、自分自身です。
他人に丸投げするのではなく、勉強し知識を取り入れ、自分のお金としっかり向き合っていきましょうね。

読んでいただきありがとうございました。


お金の話はこちらでも

金融業界を渡り歩いたニクヨさんは、金融商品について幅広い知識を持ち、分かりやすく説明してくれて、参考になります。

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