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【コラム】2022年 現役ドラフト 全球団の候補選手と結果を徹底予想

こんにちは。なべマガジンです。

12月に入り、より一層オフシーズンに入ったプロ野球。
ドラフト会議・FA移籍や新外国人選手の獲得などに加えて、
昨年まで、トライアウト終了からは、トレード移籍しかなかった。
しかし、今年からはこれが始まります。

「現役ドラフト」

報道にも出ているように、目的は選手の移籍を活性化することにより、より出場機会を増やすことになります。各球団、編成面では様々な考え方があり、選手層も全く違います。ドラフト会議を終えて、次のシーズンに備える、次の補強方法として、実施されることになりました。
選手が他球団に移籍することで、本来もっている能力を発揮し、活躍できる機会が増えることは非常に良いことだと思います。
しかしながら、各選手、現在の各球団の編成において、理想的な球団に移籍
できるかどうかも鍵になりますので、こちらも重要なポイント
です。

今回は、ルールなどの説明は割愛させて頂きまして
シンプルに予想と考察のみを記載致します。
そのため、ルールに沿って、各球団2名ずつに厳選しております。
実際は、1名移籍、1名獲得になる球団が発生すると思いますが、
今回は、24名ともに移籍をマッチングさせる形をとっております。
では、12球団の現役ドラフト予想をご覧ください!!!

まずは、セ・リーグから。

※名前 年俸 プロ年数 年齢 順に記載。

1.セ・リーグ編

1.東京ヤクルトスワローズの候補選手と獲得選手

候補選手
①星 知弥 1,700万円 6年 28歳 移籍先
 広島東洋カープ
➁松本 直樹 900万円 5年 29歳 移籍先 中日ドラゴンズ

獲得選手
①福谷 浩司 2,900万円 10年 31歳 所属 中日ドラゴンズ
➁中村 奨成 900万円 5年 23歳 所属 広島東洋カープ

<理由>
星投手は、先発・中継ぎで起用されたが、どちらも期待に応えることができなかったため、より先発を強化するため、実績経験豊富な中日の福谷投手を指名。松本捕手は、今年台頭した内山選手に押し出される形になり、若手に古賀選手も控えているため、需要の高いチームへの移籍が理想的となった。中村選手は、ドラ1として期待され、捕手から外野手に転向したものの、未だ芽が出ず、スキャンダルも発覚し、心機一転、新天地で再起を目指したい。ヤクルトの外野手陣は左打ちが多く、スラッガータイプは、若手有望株の濱田選手となる。対抗馬として中村選手を指名し、覚醒に期待したい。

2.横浜DeNAベイスターズの候補選手と獲得選手

候補選手
①神里 和毅 4,780万円 5年 28歳 移籍先 西武ライオンズ
➁細川 成也 1,040万円 6年 24歳 移籍先 オリックス
獲得選手
①清水 優心 3,400万円 8年 26歳 所属 日本ハム
➁大江 竜聖 2,800万円 6年 23歳 所属 巨人

<理由>
宮本選手を戦力外にしたものの、一軍外野枠は飽和状態。神里選手も一時はレギュラーとして活躍するも、今季は対青柳投手の起用及び代走メインの出場となっている。細川選手も今年、フォームを矯正し、背水の陣で臨んだシーズンだったが、例年同様、一軍投手レベルの変化球に苦しんだ。しかしながら、毎年二軍ではスラッガーとしてしっかり結果を残しているため、需要は高そうだ。嶺井選手がソフトバンクへ移籍したため、捕手としてのバックアップを検討。ドラ1で松尾捕手、育成ドラ1で上甲捕手を指名しているので、問題は無いとみているが、念には念をという中で、日本ハムがオリックスから伏見捕手をFAで獲得により、押し出される可能性が高いとみて、一軍クラスでまだ若いということもあり、指名している。そして、砂田投手が中日へトレードで移籍しており、中継ぎ左腕の補強として、いないタイプの左サイドスローである大江投手を指名。櫻井投手も育成スタート、坂本投手がまだ不安定ということも背景にある。

3.阪神タイガースの候補選手と獲得選手

候補選手
①糸原 健斗 7,900万円 6年 29歳 移籍先 ソフトバンク
➁髙山 俊 2,300万円 7年 29歳 移籍先 オリックス
獲得選手
①田中 和基 2,200万円 6年 28歳 所属 東北楽天
➁田村 伊知郎 1,250万円 6年 28歳 所属 西武ライオンズ
<理由>
矢野監督が退任し、岡田新監督になり、サード 佐藤、セカンド 中野、ファースト 大山を宣言。ショートのレギュラーに小幡・木浪・高寺・北條などがひしめく中で、思い切った形で、糸原選手を放出。若手への切り替えも視野に入れている。髙山選手も期待されながら、この年数まできてしまったため、他球団で再起を図る。一方でいないタイプである、スイッチヒッターの田中選手を指名。楽天では、西川選手の加入や武藤選手の起用などにより、出場機会を奪われたが、走攻守のセンスは抜群。十分に活躍できるだろう。そして、中継ぎ候補として田村投手を指名。阪神の中継ぎ陣は、かなりレベルが高く、今年フル回転した湯浅や浜地もいるが、疲労も懸念される。加治屋投手が再生したように、田村投手も潜在能力を引き出せるか。

4.読売ジャイアンツの候補選手と獲得選手

候補選手
①重信 慎之介 2,700万円 7年 29歳 移籍先 千葉ロッテ
➁大江 竜聖 2,800万円 6年 23歳 移籍先 横浜DeNA
獲得選手
①平沢 大河 1,500万円 7年 24歳 所属 千葉ロッテ
➁山田 修義 4,600万円 13年 31歳 所属 オリックス

<理由>
ドラフトで浅野・萩尾と外野手を2名補強し、松原・若林・石川など、候補にあがったが、代走では増田大もいるため、残したい優先度から外れた形だ。大江投手もサイドスローとなり、原監督に重用されたが、今年は登板機会が少なく、干されているように感じている。指名した平沢選手は、ドラ1として大きな期待を背負ったスラッガーだったが、一軍で定着できず、外野手にも挑戦している。巨人は坂本選手の後釜として中山選手がいるが、打力はまだまだ。対抗馬として平沢選手に期待がかかる。そして即戦力クラスの一軍中継ぎ候補で、今村投手に次ぐ左腕の補強で、実績経験豊富な山田投手を指名。オリックスは右腕構成が高く、ブルペン陣のレベルはかなり高いため、他球団で登板機会を求めた方が良かっただろう。

5.広島東洋カープの候補選手と獲得選手

候補選手
①一岡 竜司 4,200万円 11年 31歳 移籍先 千葉ロッテ
➁中村 奨成 900万円 5年 23歳 移籍先 東京ヤクルト
獲得選手
①星 知弥 1,700万円 6年 28歳 所属 東北ヤクルト
➁横尾 俊建 1,400万円 7年 29歳 所属 東北楽天

<理由>
一岡投手は3連覇支えた立役者だが、ここ数年は疲労からか本調子ではない。そして、中村選手は伸び悩み、スキャンダルもあいまっての放出となった。指名した星選手は、先発・中継ぎもでき、チーム事情で起用が変更できるため、起用しやすい。横尾選手は、坂倉選手が捕手に再転向しており、新外国人選手も獲得しているが、内野手で右のスラッガータイプが少ないため、指名している。同じ内野手だった新井監督の下で、結果の残せるか。

6.中日ドラゴンズの候補選手と獲得選手

候補選手
①福谷 浩司 2,900万円 10年 31歳 移籍先 ヤクルト
➁笠原 祥太郎 1,000万円 6年 27歳 移籍先 日本ハム
獲得選手
①松本 直樹 900万円 5年 29歳 所属 ヤクルト
➁福田 俊 1,100万円 4年 25歳 所属 日本ハム

<理由>
涌井投手をトレードで獲得、ドラ1でも即戦力クラスの仲地投手を獲得しており、リーグ屈指の先発陣を形成。そのため、他球団では活躍できる可能性がある、福谷投手を放出。笠原投手も開幕投手を経験したが、伸び悩んでおり、需要がある先発左腕として放出を決めた。一方、アリエル・マルティネスが退団・石橋捕手はリハビリ中で、桂捕手は戦力外で、一軍クラスの捕手が不足。バックアップとしては十分な松本捕手を補強、トレードで獲得した砂田投手に続く、左腕の補強として若い福田投手と、適材適所の指名となったと思われる。

続いて、パ・リーグをどうぞ。

2.パ・リーグ編

1.オリックスバファローズの候補選手と獲得選手

候補選手
①山田 修義 4,600万円 13年 31歳 移籍先 巨人
➁K-鈴木 2,150万円 5年 28歳 移籍先 西武ライオンズ
獲得選手
①髙山 俊 2,300万円 7年 29歳 所属 阪神
➁細川 成也 1,040万円 6年 24歳 所属 横浜DeNA 

<理由>
豊富な中継ぎを誇るオリックスで、昨年まで主に起用されていた、実績経験豊富な投手二名は需要が高いということもあり放出。吉田選手がメジャー挑戦というもことあり、外野手の補強を狙った。覚醒が待たれる左の髙山・右の細川選手と、レフトのレギュラー争いを更に激化させたい狙いだ。

2.福岡ソフトバンクホークスの候補選手と獲得選手

候補選手
①髙橋 純平 2,700万円 7年 25歳 移籍先 日本ハム
➁大竹 耕太郎 2,100万円 5年 27歳 移籍先 東北楽天
獲得選手
①糸原 健斗 7,900万円 6年 29歳 所属 阪神タイガース
➁西川 愛也 780万円 5年 23歳 所属 西武ライオンズ

<理由>
髙橋投手、大竹投手も一軍定着ができず、中堅クラスの年数になり、起用の優先度は低くなっている。糸原選手は、レギュラー争いに加わるとは思わないが、実績経験豊富で、万が一怪我人が続出した場合、内野はどこでも守れる器用さがあり、引退した明石選手のような存在になりたい。西川選手は身体能力抜群なものの、一軍の壁に苦しんでおり、育成環境が整ったソフトバンクにて見てみたい存在である。

3.埼玉西武ライオンズの候補選手と獲得選手

候補選手
①田村 伊知郎 1,250万円 6年 28歳 移籍先 阪神タイガース
➁西川 愛也 780万円 5年 23歳 移籍先 ソフトバンク
獲得選手
①神里 和毅 4,780万円 5年 28歳 所属 横浜DeNA
➁K-鈴木 2,150万円 5年 28歳 所属 オリックス

<理由>
今年は佐々木・本田・水上など中継ぎ陣が強化されており、年数・年齢的に田村投手を放出、西川選手は地元枠として期待されたが、結果を残すことができなかった。補強ポイントとしてドラ1で蛭間外野手を指名したが、もう
1枚、即戦力クラスの外野手を補強したいとして神里選手、抜群の安定感を誇る、セットアッパーの平良投手が契約更改で、数年前から先発を希望していることを告白。その願いを叶えてあげるためにも、速球派右腕のK-鈴木投手を指名した。
※放出・指名の年俸バランスが合わなかったですが、適材適所を意識しました。

4.東北楽天ゴールデンイーグルスの候補選手と獲得選手

候補選手
①田中 和基 2,200万円 6年 28歳 移籍先 阪神タイガース
➁横尾 俊建 1,400万円 7年 29歳 移籍先 広島東洋カープ
獲得選手
①大竹 耕太郎 2,100万円 5年 27歳 所属 ソフトバンク
➁加藤 匠馬 2,100万円 8年 30歳 所属 千葉ロッテ

<理由>
田中選手は飽和状態の外野手から、横尾選手は日本ハムから獲得も、成長がみられず、伊藤裕選手を横浜DeNAから、阿部選手を中日から、ドラ5で社会人スラッガーの平良選手を指名していることもあり、飽和と放出することに。大竹投手は先発・中継ぎができ起用しやすい投手、そして捕手のバックアップとして強肩である加藤選手を指名。炭谷捕手がベテランに、太田光捕手・安田捕手のレギュラー争いが望まれるが不透明。打力は期待できないものの、一軍経験がある中堅クラスの捕手を補強した。

5.千葉ロッテマリーンズの候補選手と獲得選手

候補選手
①加藤 匠馬 2,100万円 捕手 8年 30歳 移籍先 東北楽天
➁平沢 大河 1,500万円 7年 24歳 移籍先 巨人
獲得選手
①一岡 竜司 4,200万円 11年 31歳 所属 広島
➁重信 慎之介 2,700万円 7年 29歳 所属 巨人

<理由>
FA宣言の可能性が高かった田村捕手が残留することになり、ルーキーの松川捕手が一軍で結果を残し、打力もある佐藤捕手がいる中で、今後の起用が難しくなることもあり、加藤捕手を放出。平沢選手も入団から期待され続けたものの、結果を残すことができなかったため、他球団での覚醒を期待したい。ブルペン強化を考えて、広島の3連覇を支えた一岡投手を。西野選手も怪我から復帰しており、経験豊富なリリーバーとして期待がかかる。重信選手は、ロッテが好きそうなアグレッシブな選手だ。今年高部選手が大ブレイクしており、バックアップの外野手として有能な岡選手とともに、ロッテが外野手層に厚みを加える。藤原・山口選手、西川・山本選手もいるが、若手ではスラッガータイプが多いため、問題ないだろう。

6.北海道日本ハムファイターズの候補選手と獲得選手

候補選手
①清水 優心 3,400万円 8年 26歳 移籍先 横浜DeNA
➁福田 俊 1,100万円 4年 25歳
 移籍先 中日ドラゴンズ
獲得選手
①髙橋 純平 2,700万円 7年 25歳 所属 ソフトバンク
➁笠原 祥太郎 1,000万円 6年 27歳 所属 中日ドラゴンズ

<理由>
FAでオリックスから伏見捕手を獲得し、アリエル・マルティネスの獲得の噂に加えて、レギュラー候補の宇佐美捕手がり、中堅クラスが飽和。実績経験豊富ながら、起用が減る可能性をみて、清水捕手を選んだ。福田投手は、前半戦、貴重な左腕として活躍も、7月にコロナウイルスの影響で抹消されるとその後一軍登板は全くなかった。非常に悩みましたが、後半戦の起用が無かったこともあり、需要が高い左腕リリーバーのため、決定しております。そこで、速球派右腕でリリーバーとして期待し、髙橋投手、先発候補として技巧派左腕の笠原投手を補強した。

3.ドラフト結果(まとめ)

一言でいうと、「非常に難しい予想となった」

史上初ということもあり、各球団の戦略において、事例がないため
予想しずらかったです。そして、やはり各球団ともに、放出することから
始まるドラフトのため、マッチング(各選手の移籍先)が難しかった。
そのため、「え?」と思われることもあるでしょうし、筆者も全く検討がつかない中での、考察になっていることをご容赦ください。

しかしながら、各球団ともに、他球団での活躍を期待したい選手ばかりで、
このドラフトで来年ブレイクしている選手が一人でも多いことを期待したいです。今年の結果によっては、来年ルールが変わる可能性もありますし、まずは9日の結果を楽しみにしています。

今回は、現役ドラフトの考察を投稿させて頂きました。
最後まで長々とご覧くださり、誠にありがとうございました!!!

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