キューバ・ハバナの七つの話。 映画「セブン・デイズ・イン・ハバナ」★3,5
キューバの首都ハバナでの７日間。7人の監督によるオムニバス。
2012年 仏・西 129分 「7 DIAS EN LA HABANA」
監督 ベニチオ・デル・トロ パブロ・トラペロ フリオ・メデム エリア・スレイマン ギャスパー・ノエ フアン・カルロス・タビオ ローラン・カンテ
7人の監督による、7つの短編オムニバス。それぞれで、いろいろなハバナを味わえる。それほど際立って面白いことはないが、人によって何かしら好きになれる話があるんじゃないだろうか？（ないかな？笑）
元々は、ギャスパー・ノエ監督目当てで鑑賞することになったんだが、それはまあいまいちで、一番好きだったのは、火曜の「ジャム・セッション」。音楽に合わせての川、そして車のシーンが素敵。
次いで、木・土・日曜が良かったかな。木曜は、よくは分からんけど、ヒマ持て余してなんか観察だけしてる？のが、微笑ましく、静かで、ユルイ。代わって、土・日はドタバタでテンション高め。
7つの話はバラバラだと思ってたけど、ちょっと繋がりが見えて、少し驚いた。多分だけど、水曜のセシリアが土曜の家族の娘で（あと月曜の繋がりも？）、そこでのケーキは日曜の呪術者のパーティに繋がると。
もしかすると他にも繋がりがあったかもしれないが、分からない。とにかく、キューバの雰囲気を味わえたし、それなりに満足感あり。火曜の「ジャム・セッション」だけでも再鑑賞するかも。
キューバは気になる国の一つではあったが、この度初めて地図で確認してみたら、ものすごいマイアミが近いんだと思った。そして、北東にはバミューダで、南東にはカリブ海。やっぱり気になるな～行ってみた～い。
・月曜 LUNES「ユマ」（約20分）
監督ベニチオ・デル・トロ
観光でやって来たアメリカ人青年の失敗。
・火曜 MARTES「ジャム・セッション」（約17分）
監督パブロ・トラペロ
映画祭に来たクストリッツァ監督と運転手との友情。
・水曜 MIERCOLES「セシリアの誘惑」（約19分）
監督フリオ・メデム
女性歌手セシリアの揺れ動く心。
・木曜 JUEVES「初心者の日記」（約17分）
監督エリア・スレイマン
とある記者の観察。
・金曜 VIERNES「儀式」（約13分）
監督ギャスパー・ノエ
娘の不浄を清める儀式。
・土曜 SABADO「甘くて苦い」（約18分）
監督フアン・カルロス・タビオ
とある家族の忙しい一日。
・日曜 DOMINGO「泉」（約19分）
監督ローラン・カンテ
ボスおばあによる聖母様のための部屋改造。
☆\(^^)/★
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