暮らしの中にある大切なもの
初めての投稿は、私の自己紹介と近況を踏まえて考えたことについて書いてみようと思います
1. 自己紹介
私は、小中高とバレーボールをしていました。テンションを上げあたい時はアニメ「ハイキュー!!」のOPメドレーを聴きます。
ものを作ることや絵を描くことが好きだったり、TV番組の劇的改造ビフォーアフターの影響もあってか、大学では建築を専攻しました。
その大学では、バイクに乗ったり、友達と食堂でスマホゲームをしたりと、真面目な建築学生とは言えないものでしたが、楽しい思い出に溢れた学生生活でした。笑
そして、大学卒業後は公務員として働き始め、大学の頃からお付き合いしていた妻との結婚を機に、今住んでいる妻の地元に引っ越しできました。
今住んでいるまちが気に入ったことや、結婚、出産とこれからの人生について考える機会も増えてたこともきっかけで、自分が本当にやりたいことや大切にしていることって何だろうと考え、4年間勤めた公務員を退職して別な道を進む決断をしました。
現在は、建築の設計や、友達と立ち上げたNPO法人、自宅でコーヒーの焙煎をしたりしながら、妻と1歳の息子、猫2匹と一緒に山の麓にある小さな田舎町で暮らしています。
2. 今の暮らし
自分にとって大切なものを大切にできる暮らしができるように決断したことで、だんだんとその理想の暮らしに近づける努力をしながら、ありがたいことに、家族3人と2匹で幸せに暮らせていると思います。
しかしその反面、もっといい暮らしや、もっと豊かにできるのではないかと、追い求めてしまうような感覚もありました。
自分が求めているものをきちんと掴んで理解していないと、ありもしないものを際限なく求めてしまうような気がしました。(もちろん、志高く理想を追い求める姿勢は素晴らしいものだとも思います。)
”豊かさ”ってなんだろうと、転職を考え始めたあたりから、ぼんやりと考えていましたが、自分が求めている豊かさとは、一体なんだろうと改めて考えるようになりました。
3. 豊かさとは
考えながら過ごしていくうちに、豊かさとはすぐそこに、暮らしの中にいつでもあるものなんだろうと思うようになりました。
それは小さな幸せと呼ばれたりするもので、日々の中に溢れているものだと思います。
大切なものはいつも目には見えないもので、目に見えるものの先にあるような気がします。そして、それを感じとり、見える心があるかどうかが大事なことなのかもしれません。
帰り道の夕日を見て、綺麗だと感じたり、
子どもと手を繋ぎ散歩している時の、そっと握り返してくれる小さな手の温もり、
朝起きて、晴れ渡る青空を見てワクワクしたり、
雨音を聞きながら、家で家族と過ごす時間や、
ふと顔を上げれば見える星空に心打たれたり、
本当に大切なものはいつも目には見えなくて、意外とどうでもいいことやものに囚われて、隠れてしまっている気がします。
または、心が忙殺されて感じとる心の余裕がなかったりするのかもしれません。
豊かさや大切なものは、人それぞれの価値観があり、答えがないものだからこそ、自分の中である程度定義できていたり、言語化できておくことも大切な気がします。
それがあやふやなままだったりすると、ないものをひたすら追い求めてしまうような際限のない消費行動のようになってしまい、本当に大切なものが見えなくなってしまうのかもしれません。
4. これから
そんな目には見えない大切なものを感じ、大切な時間を過ごせる住処や、居心地が良くて大切な時間を過ごせる居場所を作れるような建築家になることが私の目標です。
そして、自分や息子たちががこれから暮らすまちの地域課題の解決のために建築的思考を役立てたり、子どもたちが生きていく未来につながるものをつくっていくことができたらと考えています。
また、私自身や、私の手が届く範囲の人だけでもそれぞれにとって大切なものを軸に暮らせるような社会や仕組みを作りたいとも考えています。
なぜなら、働く時間も大切ですが、それ以上に大切な人と過ごす時間や価値観に沿った生き方の方が人生においては大切だと思うからです。
働くことももっと暮らしの一部となるような働き方を作っていくことで、実現していけるのではないかと考えています。
そして、建築家として創造すべきものは目に見えるカタチの先にある大切な時間だと考えていて、大切な人と過ごすための場所や居心地の良い空間をつくるためにはそれを自分ごとの体験として持っていなければ、施主との共感やカタチとしてアウトプットできないようにも感じていています。
暮らしの中にある大切なものを感じ取りながら、誰かが笑顔になれるように働き、生温い理想論だと言われようと、大切な人と過ごす時間や自分の価値観に沿った生き方、暮らしができるようににこれから努力していこうと思います。
これから少しずつですが、私が暮らし、働きながら考えたことを綴っていきたいと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました。