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”答え”なんてない



答えなんてない
でも、もしあるとしたら、
それは自分の中なのかもしれない



ある人は言いました、


「答えなんてない」
「正解と呼ばれるものや答えが欲しくなるけど、そもそもそんなものはない」

その言葉を聞いた当時の私は、「答えは自分の中にしかない」と考えていました。
答えはあるはずだという前提で。
だから、なんだか少し気持ちが楽になったのを覚えています。


ではなぜ私たちは、ありもしない答えが欲しくなってしまうのでしょうか。

焦り、不安、自信のなさ、
楽をして、結果だけが欲しいから、
または、失敗したくない、間違えることは良くないと思っている、、
いろんな理由があると思います。

そして、焦りや不安といった感情は誰しもが持っているので、答えが欲しいと感じてしまうのは自然なことだとも思います。


ついつい僕らが求めてしまう、ありもしないはずのその”答え”とはなんでしょうか。


それは、”自分の理想を実現するための手段”なのかもしれません。
もしくは自分の理想そのもの。


それは、人の数だけ存在し、どれも間違いではありません。
だから、これだという間違いのない答えは存在しないのです。

しかし、その理想は、ぼんやりしていてももうすでに自分自身の中にあるのではないでしょか。
そして、なんとなく、それを実現するための手段も。
自分にとっての理想とは、自分自身の中にしかないものですから。
もちろん、まだ気づけていないということもあると思います。


これからの進路を考える学生さんや、就職、転職を考えているタイミング人たちは、

「自分は何をしたいのだろうか」
「自分のやりたいことってなんだろう」

などと一度は考えたことがあるかと思います。
もちろん、自分はこれだと確固たるものを早い段階で見つけている人もいるかと思いますが、そういった方はあまり多くないと思います。

進路や就職以外でも、何かをつくったり考えたりする中で、その先にある答えについて考えてしまうことがあるかと思います。

自分を真摯に見つめ、客観的に考えないとないと、自分の理想像や
自分が求めているものの輪郭を掴むことはできないと思います。
しかし、それを掴む作業はなかなかに難しいものかもしれません。
バイアスがかかっていたり、気持ちの整理がつかなかたり。


そんな僕も悩み、考え続けている1人です。
時間と共に環境や考えも変わっていく中で、
悩み、自分自身に問いかけ、考え続けることでやっと輪郭を掴めたような、掴めていないような感覚です。笑
ことさらに、理想を実現させるための手段については、実現させたあとにしか分かりようがありません。

そもそも答えなんてない、
でももしあるとしたらそれは自分の中だと、
少し肩の力を抜きながら自分自身を見つめ、考え続けることで、
自分の理想像に向かって、楽しく少しずつでも近づけたらいいのかなと思います。

今は答えなんて持っていなくても、
考え、進み続けることで自ずと答え合わせはあとからできるはずです。


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