【就活006】採用合否は、どの時点の能力を評価しているの?(その2)
【就活】なべじゅんコーチの「みんな 自分らしく」 No.6
就活学生さんを コーチングで支援している
”なべじゅん” コーチです。
前回は、「将来伸びるCさん」 と「今はCさんより上のBさん」 この2人の採用(合否)をどうきめますか? という質問まででした。
(読めていない人は、ひとつ前を 読んでからどうぞ)
落とし穴3(つづき):「面接の日」の能力で、あなたは評価(合否判断)されているのか?
仮説②’ 「未来の能力(期待値)」を含めて、合否が決まるとした場合
面接官や会社毎に色々な捉え方がありますが、なべじゅんならどうする?、という視点で結論を言うと、
(前提条件)
将来の活躍への期待値(想像・確信できるか)を含めて 評価を並べ直した時に、Bさん=Cさん(横並び) になったとします。
より分かりやすく算数で表すと、
Bさん=現在力 70点 + 未来期待 5点の伸び =計75点 、 Cさん=現在力 60点+未来期待 15点の伸び = 計75点 といったイメージでしょうか。
(でも、こんな分解しての点数付けなどは、実際には しませんからね。あくまでも 理解のための イメージです)
(結論:合否判定)
その場合であれば、なべじゅんは、
1.総合評価:Bさん=Cさんとしても、「Bさんの評価点は、Cさんより少し上」の意味合いを持つとして位置付けます。
・それは、Bさんは現時点で すでに能力として ”発揮できている” という「実績」です。それに対してのCさんは、現状ではそこまでの実績は出しておらず、あくまでも ”未来への期待値”で、確実にそうなるという保証はない。という点での差は、意識の中では置くでしょう。
(かといって、Cさんの総合点を下げることはしません。未来であっても、相応の確信を持てたから 未来期待 15点 としたのですから。そこに確信ができないなら、15点を下げていくイメージです)
2.それでも、私は「2人とも 採用します」。
将来、どちらが上になるか? という見方は重要ではなく、「どちらも、どんどん成長してくれればいい」のですから。すなわち、「うちの会社に入って、伸びると信じられる人材を多く採用したい」ということです。
だから、単純なスキル(①優秀さ)だけでなく、②人柄・自分らしさ を、同時に見たい、知りたいとなるのです。
*右肩上がりの未来が予測できるなら、基本、採用だと思います。
もし水平線 or 右下がり、すなわち「面接の日が 会社人生のピークかも」と思ってしまう人なら、今日 100点満点の人でも 採用しません。だって、会社人生は長いのですから、自分で成長していくことを続けてもらわないと、雲泥の差が付きます。
(実際には、誰もが未来に向かって成長する人なので、右肩下がりは まず居ないと思っています。けど、面接の際に、未来が見えない、ことがあるので、悩ましいのです、)
理論編で触れますが、「目的論」という捉え方が大事になります。
人間の成長は「100点」で終わりになるのではなく、成長には終点(天井)がないのです。
本人が「自分の本当に実現したい世界、自分がありたい姿(目的)」を掲げ、それに向かって努力し続ける限り、100点は単なる通過点に過ぎません。200点、300点、1000点といくらでも伸びていきますので。
(定員枠が残り1名しかない場合には、どちらにするかは、相当悩みます。⇒その場合は、この両名と接点のあった人事メンバー・面接官に 意見を聞いて歩き、皆さんの意見(視点)を含めることで未来への確度を高め、総合評価する、という手を使いますかね、)
⇒ちょっと回答としては、ズルい と思われたかもしれません。
=========
覚えておいて欲しいのは、
★1 面接での評価項目には「未来に向かっての期待値」が含まれています。
面接官が評価記録を付けるシートがあるとすれば、そこには以下と書いてあるのです。
Q. 〇〇さんは、当社での活躍が、<期待できそうか?> ←未来視点です!
=========
未来視点で評価するようになっていますので、上記の算数のような、現在力と未来期待とを分けて採点するような発想もしないのです。もともと、「未来に当社で活躍できる人材を発掘しよう!」が採用コンセプトですから。(今日の優秀者を集めよう! ではない、)
なので、Cさんのパターンである、
★2【未来への成長を充分に期待させる!】が、採用優位にする上で、アリだということです。
⇒とすると、これをどうやって伝えていくかが、重要になりますね。
=========
みなさん、ES・面接の際に、「未来を期待させる」アピールが、しっかりとできていますか・・? それも「なるほど!」と、面接官に【確信してもらう】レベルで。 ⇒これを論理的説明だけでやるのは難しいのです。もっと別の方法を提案していきます。
私って、今の実力が、もしかしたら 低めかもしれない、と思ってしまっている方も、そこで弱気にならないでください。(弱気なのは、面接官は見抜きます)
もし、【現在】で大きな実績がないと、思ってしまっている人でも、
★面接官が、「でも、未来に向かって、この人は、どんどん成長することができる人だ!」と確信(期待)できれば、それは、現時点の評価をも書き換えることにもなるのです。
ーーーーーーーー
(大学入試が 学力だけでなく、面接・論文でやっているのも、同じ視点かもしれませんね、)
最終面接は、社長+役員 で行うことが多いです。
不思議なもので、面接終了後に、面接官同士で、
「さきほどの人は、なんか上手く言えないけど、将来、すごく楽しみな感じがするんだよね。」とか、
「あー、〇〇さんもそう感じましたか。私も、うちの会社に すごく合ってて、どんどん活躍してくれるイメージが持てましたよ。(笑)」
と、ほのぼのと話すことも、時にあります。
こういう時は、なんか「未来の【仲間】を見つけた感じで、ワクワクします」。
直感 と言うと そんなので決めるなよ、と言われるかもしれませんが、最後には、「私たちの会社(雰囲気・風土)に合うかな?」「希望職種で、未来、活躍してくれるかな?」というのを、言葉通り「感じ取る」ことも面接官には必要なんです。
面接の場は、論理的な思考だけでない、ということがお分かりいただけたと思います。
こういう時には、
面接の中で「その人らしさ」と、「その人が、この会社の中で どんどん活躍する姿」を、面接官が具体的に思い浮かべることができたんだと思っています。(人間には、妄想力がありますので、)
ーーーーーーーーー
それを面接官に「勝手に、思い浮かべてもらう」(推測)のではなく、
★面接を受ける側が「自ら主導して、私の世界観 を知ってもらうこと。言語説明+非言語伝達を含めて 導くことができるか」ということを目指すために、このサイトで提案しているつもりです。
ーーーーーーーーー
さて、今日はここまでにして、
次回は、さらに この「成長の傾き」が 自己アピールする上で大事になる理由。特に、ガクチカなどで話す「エピソード」との関連性をご説明していきます。
続きを お楽しみに♪
==================================
■ 質問ある方は、こちらへ
読んでいただいて、ありがとうございます。
就活中の方で、もっと知りたい/ここがわからなかった、
などあれば、ぜひとも 以下にご質問ください。
質問で公開できる部分は、皆さんに共有していきたいと思いますので。
https://resast.jp/inquiry/98751
★よろしければ、メルマガも ご登録ください。
https://resast.jp/subscribe/241114
■ Finding Mine 代表 なべじゅんコーチ
感情に着目した自己分析から「自分らしさ」を引き出す 寄り添いコーチ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?