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【就活004】勝ち残るには「優秀さ」が一番!・それホント?(その2)

【就活】なべじゅんコーチの「みんな 自分らしく」 No.4

就活学生さんを コーチングで支援している
”なべじゅん” コーチです。

前回、最後に
>★それ以上に、
> 「論理性」だけを追求していると、
> 本当に伝えるべきことが、つたわらない。
> という 大きな問題があります。
これは、次回に書きます。
としたので、そこから書きます。

落とし穴2:「論理的」説明だけだと、「その人らしさ」は伝わらないんです

① かみ合わない 面接での質問と回答

1年で150人とお話して、数多くのESシートを拝見しましたが、
9割ぐらいが「論理性」を第一に追求しているESでした。

もちろん、最低限の論理性(※その会社でのES足切りライン以上、面接に呼びたいと思えるレベル)は必要ですから、一読して意味がわからないものや、論理構成が支離滅裂なのは 基礎力なし と判断されアウトですが、

無事ESで合格になり、面接に進んだ際に、
「優秀さ」=論理的説明<<【のみ】大事>>と思っている学生さんは、
ESにあるエピソードについて 深掘り質問しても、返答は、
【いかに、自分が 優秀なのか】という意図の 解答ばかり返ってきちゃうんです。(2つの問題;①主語が「自分」だけ、②「優秀さ」の主張のみ)

面接官は、あなたの「人柄」「その人らしさ」<<【も】>>知りたくて、質問をしているんですが、そこがアンマッチのまま、面接時間切れになることも多いんです・・・ あー、最後まで聴き出せなかったな、と面接後に反省することも度々あります。(色々、質問の角度を変えてるのですが・・・)

② 面接官は「人柄」「その人らしさ」を、どうして知りたいの?

確かに仕事のできる「優秀な方」は欲しいですよ。仕事はアウトプットしてなんぼですから。でも、優秀なだけでは、ダメなんです

会社は、一人で仕事をするわけではなくて、チームの仲間・他部署の同僚、さらに取引先様、最後にはお客様にも ★【働きかけていく】こと。
すなわち、周りの人に 良い影響を及ぼせることが、必要です

だからこそ、
Q. この人って、「どんな関わり方」をするんだろう?
Q. 周りの人に、「どんな良い影響」を及ぼすことができるの?
ということを知りたくて、その人の【想い】【らしさ】を質問します。

これは、論理的に、
・こうやることが、合理的だから、効率的だから、こうしました。
という説明では 見えない領域 なのです。

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★「自分らしさ」「自分の強みを活かした、こだわり点」
に基づいて、
1.私は、こうしたい/結果こういう良い状態(世界)を創りたい。との想いがあって、 <価値観><ビジョン>
2.さらに、自分は、こういうやり方でやると、それが上手く行きやすいんです。 <強み>
3.それは、過去エピソードから、実証済みですよ。 <説明による証明>

→これを、ESに書いた ガクチカや強みのエピソードを使って 説明して欲しんです。
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③「人柄」「その人らしさ」が伝わると、何がいいの?

1.消極的な理由としては、
素晴らしく優秀な方でも、周りの人とチームで上手くできない人もいるので、その確認(厳しいけど、排除)という目的もあると思います。

2.より積極的な理由
もちろん、その人が、会社の中で、チームとしてどれだけ活躍できるか、を確認する、という点もあります。
仕事は、一人でできることは少ないですし、
自分のアウトプットは、必ず誰かに引き渡されるものですから。

3.モチベーションの源泉
それ以上に、今は「内的モチベーション」と言われる時代になりました。
給料が高い(外的モチベーション)だけではダメで、
自分が本当にやりたいと思えることを、「自分らしく」できることを求める人も増えていますし、企業側もその環境を支援し、社員一人ひとりに 最大のパワーを発揮してくれるのを 望んでいるのです。

なので、
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★その人が、「うちの会社で、本当に輝いてくれるのだろうか?」と、それを確信したいんですよね。
「この人は、うちの会社でも、こんな働き方をして、良い関係性を築いてくれるな」と想像できると、ぜひともうちに!との気持ちになります。
そんな時は、面接官も その学生さんを応援する気持ちになっていますね。
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4.ダイバーシティの時代
昔は、日本中から一番優秀な人をかき集めて入社してもらうと、人事は褒められた時代でした。
でも、今や、正解がわからない時代(VUCA)になったので、同じモノサシで考える 点数が優秀な人を10人集めても、会社はつぶれてしまう時代に変わったのです。

だから今の時代では、「多様性」が求められているわけですよね。
一人ひとりが、色々な物事の見方もできるし、それぞれの「強み」が違うからこそ、多様なアイデア・実行策が出てくる。それをチームで実現していく。
そんな柔軟な強い組織を創りたいわけで、そのためには「その人らしさ」をもっと知りたい、あなた自身が輝くチームに配属することで 活躍して欲しい、という時代になったのです。
一人ひとりを大切に見てくれる時代って、いい方向性だと、私は思います。
(その分、マネジメントの苦労は、増えていますが、)

私は、今も多くの面接官の方は、このような視点で見てくれていると思っています。(直接、聞いたことはないけど)
中には、まだ優秀さだけを見ている面接官もいるかもしれません。それでも、面接で合格になるためには、面接官が「人柄を知る」質問をしてくれないなら、自分から話しをそちらに振ってアピールして伝えていくしかないのです。

④ あくまでも、なべじゅんからの提案です

こういう背景からの考え方として、こう考えると、活動しやすくなると思うけど、という「提案」です
学問的に正解であるとか、唯一これが答えだとか、これで絶対やれ! などと言うつもりはありません。
なので、コメントや理解を深めるための質問は 心から大歓迎なんですが、学問・正誤論争みたいなのは ご遠慮ください。

読んでくれている学生さんの中には、
えー、成功したいんだから、「絶対成功する法則」を教えてくれよ、と思っている人もいると思います。すいませんが、私は、他の方のような「無双」とか、「絶対保証」などの言い方はしませんので。

⑤ コーチとして、一人ひとりの「自分らしさ」に寄り添ってきた

このサイトで提案する「自分らしさ」視点で就活支援すると、その行きつく先は、【その人の魅力を最大限引き出すには?・それを伝えるためには? との視点】となります。
相談にのるコーチとしては、個別一人ひとりへの理解を深めて、その人固有のアプローチ方法へ寄り添うことになりますので、希望される方と1対1で面談するコーチング手法で、これまでやってきました。

でも、さすがに本業の会社員もあるので、1年150人が限界で 他に100人くらいはお断りする結果になってしまいました。
それも申し訳ないので、今回、この note でもっと多くの学生さんへ、ノウハウを伝え、もっとこの方法をブラシュアップしていきたいとの想いから、ここで書いています。

⑥ このやり方を、採用する/しないを決めるのは、あなた自身です

私自身は、私の提案する方法(※)は、多くの方に役立つと思っています。
  ※「感情」からの自己分析アプローチと、自分らしさの伝達手法

でも、それを採用する/採用しないは、ご自分の就活戦略と合致するか? という ご自分の最終判断です。この点は、ご留意ください。

今後、(私なりの)理論編も書きますので、それを読んで判断していただければと思います。
またそれ以上に、この連載を読みながら、一度でいいので(騙されたつもりで?) ちょっと試してみること、その体験から自分にフィットするのかを判断するのが、良いと思います。
頭だけで良し悪しを判断するのではなく、自分の内面からも判断することが、より良い自己PRにつながるところでもあるので。

あー、めちゃくちゃ長くなってしまいました。
(たくさん書きたくなる性分でして、笑)
最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

次回も、もう一つの落とし穴(知っておくと損が無いこと)をお伝えします。
続きを お楽しみに♪

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■ Finding Mine 代表  なべじゅんコーチ
 感情に着目した自己分析から「自分らしさ」を引き出す 寄り添いコーチ



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