単語帳をやらずに単語力を伸ばす方法

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この note を書いている今は2018年1月の TOEIC L&R 公開テストの翌日です。

この note をお読みの皆さんは受験しましたか？
受験したのであれば、どのような学習を行ってきましたか？
その学習の狙いは何でしたですか？

学習は漫然と取り組んでいては成果につながりにくいです。学習内容とその理由を必ず明確にしておきましょう。今回、テーマとして取り上げたいのは「単語帳」です。ハイスコアを目指す方であれば、単語力の増強は欠かせません。

ですが、ここで問題提起をしたいのは「単語帳をやらずに単語力を伸ばせるのか？」ということ。

結論から申し上げると「伸ばせる」です。

実は、この note を書いている今日、大学の講義の終わりに学生から次の相談があったのです。

「単語帳を使うのが苦手です」
「どうやって単語力を増やしたらいいですか？」

ぼく自身、今、英検一級の単語を覚えるのに苦労しています。単語帳を使うのは嫌いです。覚えたと思っても、すぐに忘れてストレスに感じるんですよね。だからこそ、この相談は共感を得るものでした。そこで、ぼくが学生にかけた一言目はこうです。

「単語を覚えるのに効率の良い方法って何だと思う？」

単語帳はあくまでサプリです。
本番で「この単語の意味は何？」と問う問題は出ません。もちろん、Part 5, 6 で語彙問題が出たり、Part 7 で同義語問題が出たりはします。しかし、単語帳で学んだ単語が出題されるとは限りませんし、英文の中に含まれた単語を「聞けるか、読めるか」がポイントになってきます。

では、単語帳を使わずに単語をどのように覚えていけばいいのか？

ポイントは、「英文の中でどのようにして使われているか」を意識することです。前に述べたように、意味だけではなく、英文の中での使われ方を知る必要があります。TOEIC 界の巨匠であるヒロ前田先生がおっしゃる「単語の生態系」を意識して、単語と接する必要があります。

このポイントで単語帳を使わずに単語力をアップさせる方法がわかった方はそれを直ちに実行しましょう。間違った方向の学習でなければ、単語力はみるみる伸びていきます。もしヒントが知りたい方は続きをお読みください。ここで読むのを止める方も多いでしょうから、一言だけ言わせてください。

「単語帳を使うのを早く止めましょう」