あれこれ考えてやめるなら、書け。量は質を生み、スピードは熱を生む。
最近、note にハマっています。というのも、note に面白いコンテンツを生み出している方がいるからです。今、一番気になっている方が最所あさみさん。どの note も「この値段でいいの?」と思わせるものばかりです。でも、ちょっと引っかかっていたことがありました。
「なんでこんなに面白いものを毎日のように書けるんだろう?」
正直に言うと、ちょっとした嫉妬です。
キャリアも違うし、扱っているネタも違うし、自分と比べるのはおこがましいことはわかっています。そもそも比べることは無駄だともわかっています。でも、比べずにはいられない。編集者やライターという仕事をしているぼくとしては、悔しいんです。面白くない自分が悔しい。毎日書けない自分が悔しい。
そんなもやもやを抱えながら note 生活を送っていたときのこと。次のツイートが目にとまりました。またもや最所さんから発信です。いやはや、ことごとく自分に刺さる発信をしているのが、ありがたくもあり、悔しくもあり。ちょっと読んでみてください。
「量は質を生み、スピードは熱を生む。」
そういうことか、と自分の中でもやもやしていたことが腑に落ちました。最所さんは毎日 note で発信をし、量を生み出しています。量を積み重ねることで、質がどんどんと高まっていく。そして、毎日書くというスピード感を持っているから、読者に届くほどの熱が感じられる。
一方、最所さんと比べている自分はどうなのか。現実を突きつけられた感じです。
書いていない。
ぼくはブログを10年以上続けてきたものの、コンスタントに書いているわけではありません。他のブログへの寄稿などを含めても、たかが知れている数です。英語学習のことならまだしも、編集やライターに関する内容を書くのはほとんど経験がありません。
スピード感が遅い。
「こんなことを発信しても仕方がない」「編集者の視点を持っているから、何度も推敲する分、書くのに時間がかかってしまう」などとあれこれと言い訳をして、質のことばかり考えて発信をしませんでした。自分でブレーキを何度もかけて、減速している状態ですね。
最所さんのツイートを自分の中でぐるぐると駆け巡らせながら、家にある文章術の本を読み返しました。すると、次の一節がぐさっと刺さったのです。少し長いですが、引用させてください。
毎日書き続けるコツは「完璧主義を捨てる」ということです。
最大限頭を働かせた末に紡ぎ出された言葉なら、どんなに中途半端で、未熟であれ、発信しておくべきです。バカだと思われたっていいじゃないですか。実際、そこが自分の限界なわけですし。
人間なんてどうやったってバカで無知なんです。変に賢く取り繕うなんてありません。自分のバカさ加減を知り、高めていけばいいだけの話です。バカだと思われそうなことでも、いざ発言してみたら、意外と評価されたり、共感されたりすることもありますしね。
今は仮想通貨の人になっていますが、プロブロガーでもあるイケダハヤトさんの『武器としての書く技術』からの引用の言葉でした。(この本は書くことで食べていきたいならば、必読の本です。)
初めに載せたツイートとイケダハヤトさんの言葉を心に留めて出した結論はこれ。
つべこべ言う前に、つべこべ考える前に、書け。
バカだと思われてもいいから、とにかく量を書く。それによって、質を高めていく。そして、コンスタントに書き続けることで、熱量を読者に届ける。ぼくが面白い文章を書くための第一歩はつべこべ言い訳をせずに書き続けることだと確信しました。
実は、こんな note を書き連ねていたら、最所さんが冒頭の「なんでこんなに面白いものを毎日のように書けるんだろう?」というご質問に Twitter でお答えしてくれていました。ぼくの念力(?)が通じたんでしょうか。やっぱり「毎日書いてください」ですよね。やってみます。
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渡邉 淳/porpor(英語学習コンシェルジュ)
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