英語の長文を読む体力をつけるために、Part 7 以外を使った2つの学習方法
先日、第222回 TOEIC L&R 公開テストが実施されました。ぼくは4ヶ月ぶりのエントリーでしたので、毎回受験していたときに比べて、TOEIC を客観的に見られたと感じています。今回は、その中の気づきのひとつをみなさんにお渡ししますね。
旧形式でも新形式でも言われていたことですが、「Part 7 は解く/読み切るのが大変」というのは今回の公開テストでも同様のことが言えると思いました。次の2点に集約されると思います。
・文章の分量が多い
・解くのに時間のかかる設問が多い
「多い」というのは主観的な言葉なので、実は人によっては「多い」と感じない量です。もし「多い」と感じるのであれば、普段からそれだけの分量に触れられていない証拠である、とぼくは考えています。
最近、読んだ本である『語彙力こそが教養である』(齋藤孝著/角川新書)に次のような記述がありました。
一方、最近本を読んだ記憶がない人は、明らかに「体力不足」。500メートルも走ったらもうへろへろになってしまうのと同じで、少し頭を使ったらすぐに疲れてしまうでしょう。普段から鍛えていないのに突然マラソンに出て結果を出そうと思っても、そうは問屋が卸しません。
ぼくは授業などでよく「テスト本番を除いて、1時間近く英語を読み続けた日はいつですか?」と問いかけることがあります。みなさんはどうですか? これがテスト本番の日しかない、という答えだと、本番で「多い」と感じるのは当然のことなのです。少し走ったらへろへろになるというのは、言い得て妙だと思いませんか?
ですから、「多い」と感じないようにするためには、普段から長く走るトレーニングをしなければならないと言うことができますね。しかも、それを習慣化することができれば、こっちのもんだと言えるでしょう。
では、具体的にどのようなトレーニングをすればよいのかを考えてみましょう。とある記事を参考にしながら、トレーニング方法を提案していきたいと思います。
その記事とはこちらです。記事の中で紹介されている2つの方法を抜粋してみましょう。
(1)まず、文法を理解し、最初は戻り読みでもいいので、少し長めの一文を読めるようにする。
(2)次のステップとして、戻り読みを卒業するために、スラッシュリーディング(英文の切りのいいところに線を入れながら、英文を前から読んでいく方法)をしながら、なるべく速いスピードで、英文を前から読めるようにする。
最初は長めの一文を扱い、徐々に前から読める訓練をしていくというものです。このトレーニング方法の中には、解消しないといけない問題がいくつか含まれていますね。
・文法を理解
・戻り読み
・前から読む
これらを解決していくことが Part 7 を攻略する鍵であることに激しく同意しています。普段の授業などで言っていることと共通するからです。
では、この方法を元にして、もっと具体的なトレーニング方法を提案していきましょう。
(ここからは有料になりますが、ぼくに缶ジュースを一本おごったくらいの気持ちで聞いてくださるとありがたいです。)
それでは、ここから Part 7 以外の Part を使った2つの学習法をご紹介します。その2つとはこちらです。
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