
最強の英文法書『一億人の英文法』を10日で読めって言われたけれど、本当に10日でいけるんだろうか?
「高校生なら10日以内に読破せよ。大丈夫、カンタンだから。」
……え、本当に?
『一億人の英文法』の冒頭にそう書かれているのを見たとき、思わず本を閉じかけました。
だって、あの『一億人の英文法』ですよ? 分厚くて、情報量も満載で、辞書的に使っている人も多い、あの伝説の文法書。
10日でいける?いや、いけるものなのか?
そもそも『一億人の英文法』とは?
ぼくが一方的に「師匠」と崇めている大西泰斗先生の代表作。 正式名称は 『すべての日本人に贈るーーー「話すため」の英文法 一億人の英文法』。
この本のターゲット層は広く、「中学生から大学受験生、仕事で英語を必要とする人」までをカバー。 つまり、「英語を話せるようになりたい全ての日本人」向けの文法書 なのです。
ぼくも文法で困ったら、すぐにこの本を開きます。 まさに文法のバイブル。
しかし、そんなバイブルを 「10日で読め」 とは……。
「10日で読破」できるのか?
結論から言うと、「読むだけなら」10日でいけるかもしれません。
が、理解しながら進めるなら、普通に考えてハードモードです。
もちろん、「すべてを完全に理解しろ」 という意味ではなく、 「英語の輪郭をつかめ」 という意図なのはわかります。
著者・大西泰斗先生の言葉
「外国語学習は理屈ではありません。頭の中に十分な語彙力と、使いこなせる文の形を刻み込むことが重要です。英語を話したいなら、文法はなるべく短期間に終わらせる必要があるということです。高校生なら10日以内に本書を読破し、英語の輪郭をつかみとるぐらいの知性と勢いが必要です。大丈夫だよ、カンタンだから。」
……なるほど、勢いも大事、ということですね。
とはいえ、1日あたりの読破量を考えると、
「これは結構キツイぞ…」 という感覚が正直なところ。
でも、せっかくなら 大人が10日で読破する方法を考えてみよう! と思い、 1日あたりの分量をざっくりと割り振ってみました。
10日間チャレンジ! 毎日の読破スケジュール
〈Day 1〉
CHAPTER 0 英文法の歩き方
PART 1:英語文の骨格
CHAPTER 1 主語・動詞・基本文型
〈Day 2〉
CHAPTER 2 名詞
〈Day 3〉
PART 2:修飾
CHAPTER 3 形容詞
CHAPTER 4 副詞
〈Day 4〉
CHAPTER 5 比較
CHAPTER 6 否定
〈Day 5, 6〉
CHAPTER 7 助動詞
CHAPTER 8 前置詞
CHAPTER 9 WH修飾
〈Day 7〉
PART 3:自由な要素
CHAPTER 10 動詞-ing形
CHAPTER 11 TO 不定詞
CHAPTER 12 過去分詞形
〈Day 8〉
CHAPTER 13 節
PART 4:配置転換
CHAPTER 14 疑問文
CHAPTER 15 さまざまな配置転換
〈Day 9〉
PART 5:時表現
CHAPTER 16 時表現
〈Day 10〉
PART 6:文の流れ
CHAPTER 17 接続詞
CHAPTER 18 流れを整える
……見てわかる通り、 「これ、結構なボリュームじゃない?」
本当に10日で読めるのか? やってみる!
「無理かもしれないけど、やってみる。」
結局これに尽きる。
大事なのは 「完璧を目指さず、全体を掴む」 こと。
細かいところは後で戻ってきてもいい。 「英語を話すための文法」がどんなものか、 その輪郭を10日で一気に把握する。
そのために必要なのは、
📌 スキマ時間をフル活用する
📌 読んだ部分は積極的に声に出してみる
📌 迷ったらとりあえず次へ進む
10日チャレンジ、行けるところまで行ってみよう。
そして、やり切ったら 「一億人の文法マスター」 の称号を勝ち取るのだ!(勝手に)
さあ、あなたも『一億人の英文法』を10日で読破してみる?
いいなと思ったら応援しよう!
