二重の意味で大変な英語業界
先日、某出版社のイベントにお邪魔する機会がありました。ヒット作の成功を祝い、担当編集者さんを含め、多くの方々と意見交換をさせていただきました。そこで感じたのは、英語学習業界が直面している課題の大きさです。
この業界は、いわば二重の意味で「大変な業界」だと実感しました。
英語学習業界の損失
英語学習の市場は、日々新しい教材が登場し、選択肢は豊富です。しかし、この豊富さが逆に読者にとっての選択肢の多さゆえの悩みを生んでいるのです。あまりに多くの教材があるために、どれを選んで良いかわからないという声をよく耳にします。選択肢が多すぎて最適な一冊を見つけられないというのは、学習者にとって大きなストレスです。
また、もう一つの課題は、優れた教材が「届くべき人に届かない」ということです。出版業界には、素晴らしい内容の英語教材が数多く存在しています。しかし、それが必要としている読者にまで届かないまま終わってしまうケースが少なくありません。良書が埋もれてしまうことは、学習者にとっても業界にとっても大きな損失です。
英語教材選びをサポートする橋渡し役として
これらの課題に対し、僕は「英語学習の橋渡し役」として活動することを決めています。現存する語学書をフル活用し、学習者が自分に合った一冊に出会えるようなサポートをすることで、より多くの人が効果的に英語力を高められる環境を作りたいと考えています。
読者が最適な教材を選ぶためのヒントを提供し、正しい使い方を伝えることで、どんな一冊でも最大限に活用できる方法を広めていきたいのです。例えば、リーディング強化のための本の選び方、リスニング向け教材の効果的な使い方、単語帳をどう日々の学習に組み込むかなど、具体的なアドバイスを提供することができます。
英語学習をもっと身近に
豊富な選択肢に惑わされず、自分に合った英語教材を見つけることで、学習者は無理なく英語力を伸ばすことができます。僕が目指すのは、ただの教材のオススメではなく、「学習者が最適な教材を選び、効率よく英語力を高める方法」の提供です。そのために、今後も英語学習者と英語教材の橋渡し役として、地道に活動を続けていきます。
英語教材をフル活用し、皆さんが英語のスキルを確実に伸ばせるよう、引き続きサポートしていきたいと考えています。