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TOEIC®︎対策を学生無償化にしたい
TOEICは、日本の大学生にとって就職活動のための重要なステップです。多くの企業がTOEICのスコアを採用基準に掲げているため、学生たちはこの試験の対策に多くの時間と労力を費やしています。
しかし、TOEIC対策には多大なコストがかかります。何度も受験するための受験料、対策教材の購入、さらには対策講座に通うための費用など、学生にとって経済的な負担は軽視できません。
一部の学生にとっては、これらの負担が学習機会を損なう要因になっているのが現実です。お金がある学生は複数回受験し、対策講座に通い、最新の教材を揃えることができますが、経済的な余裕がない学生はそうした機会を得られないことが少なくありません。この格差が、学生の就職活動のチャンスを不平等にしてしまうのです。
だからこそ、僕はTOEIC対策を無償化する仕組みを作りたいと考えています。TOEICが就職活動における重要な指標である以上、すべての学生が経済的な事情に左右されることなく、平等に対策を行える環境を提供すべきです。
学生たちは早くTOEICを卒業したいという気持ちを持っているのが一般的です。就職活動を控えた学生たちは、TOEICに時間や労力を奪われることなく、本来学ぶべき専門分野やスキルに集中したいと考えているはずです。しかし、TOEICのスコアがないとチャンスを逃す可能性があるため、やむを得ず試験対策に多くの時間を割いています。この状況は、学生にとって大きな機会損失を生んでいます。
特に、大学でTOEICや英語を教えている講師の皆さんに伝えたいのは、TOEIC対策を無償化することの意義です。学生たちは、本来であればもっと深く学びたい分野があるにもかかわらず、TOEICという一つの試験にとらわれているのが現状です。この負担を軽減するために、私たち教育者ができることは多いはずです。
TOEIC対策の無償化に向けた具体的な取り組み
僕が提案したい具体的な取り組みの一つは、他大学の聴講生を認める仕組みです。現在、大学ごとにTOEIC対策講座が開催されていますが、それらの講座はその大学に所属する学生しか受けられないことが多いのが実情です。しかし、これを広げて他大学の学生も聴講できる仕組みを導入すれば、より多くの学生が無料で質の高い対策講座に参加できるようになります。
このシステムを通じて、TOEIC対策の機会が平等に提供され、すべての学生が「自分に合った授業を選べる」環境が整います。例えば、ある大学で非常に効果的な対策講座が行われている場合、他の大学の学生もその講座にアクセスできれば、各大学の教材や教授法の違いにかかわらず、同じレベルの対策を受けることが可能です。
さらに、オンライン形式で講座を提供すれば、全国の学生が自宅から参加できるため、地理的な制約もなくなります。このような仕組みを導入することで、学生たちはお金や場所に縛られることなく、より自由に学習機会を得られるのです。
また、こうした取り組みは、大学間の連携や教育リソースの共有にもつながり、教育全体の質の向上にも寄与するでしょう。私たち講師が協力し合い、学習者全体のために良質な教材と授業を提供することが、TOEICというハードルを効率よくクリアする一助となります。
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![渡邉淳(ぽるぽる)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/23849715/profile_fbe342847e2ca47666bb59fcbff40ca2.jpg?width=600&crop=1:1,smart)