根性や努力という言葉を使わない反省の仕方
何か「できない」ことにぶつかると「努力します」「根性でやります」という言葉で返す人がいます。ぼくも TOEIC のスコアが上がらずにもがいていたときに「努力します」と誰かに宣言したり、期限の近い仕事を「根性でやります」と返事をした経験はあります。
でも、いつからか使わなくなりました。
というか、使うのが嫌になりました。
「努力」「根性」という言葉は、何かをやろうとする気持ちはわかるものの、具体的に何をやるかがわからないからです。気合いで逃げようとする、というのは言い過ぎかもしれませんが、そんな感じに映る。だから、今は言いません。
また、ぼくは講師など人を指導する立場にあるので、その際にも「努力しよう」とか「根性でやろう」とか言うのは避けています。結局、「気合いだー」と言っているのと等しいからです。何をやったらいいかがわからない。そんなことを考えているときに、次の言葉が目にとまりました。
根性とか大雑把なのじゃなくもっと具体的な反省をした方が良いとおもう
バレーボール漫画の『ハイキュー!!』に出てくる弧爪研磨くんの言葉です。「誰?」という方もいらっしゃると思いますが、めっちゃクールなやつだと思ってもらえればいいです。
研磨くんの言葉にあるように、努力や根性は「具体的な行動」に落とし込むことが必要になります。例えば、「努力する」という言葉を使う代わりに「○日までに毎日○分で○ページまでやる」のように、数字を使って具体性を持たせてはどうでしょうか? 「努力する」という言葉よりもよっぽど現実味を帯びた言葉になると思います。
もし「努力する」「根性でやります」という言葉が頭をよぎったら、それを分解して具体的な行動に変えてから、人に宣言したり、実際の行動に移したりするといいでしょう。努力や根性なんてアバウトな言葉は捨てるに越したことはありません。この思考回路になってから、反省の内容がクリアになり、具体的な行動に移す率が高まっているように思います。
脱・アバウト。
自分とがっつり向き合って、具体的にやるべきことを決めるべし。
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渡邉 淳/porpor(英語学習コンシェルジュ)
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