あなたは僕のヒーローです
僕の「個性」は何だろう、と考え続けて何年経ったでしょうか。その答えはいつも「無個性」です。人に誇れるようなものはありません。人の役に立てる個性があったならば輝けるのにと思って過ごしていました。
僕の「ヒーロー」は誰だろう。この疑問には思い当たる人物が何人も浮かびました。ヒーローがいたおかげで今の自分がある。彼らの教えが僕の一部となり、成長することができています。
でも、ここ最近、身体的にも肉体的にも辛くて、「ヒーローなんて存在しない」「こんなに大変なのに助けてくれない」と思うようになりました。無気力で動けない。動きたくても体がついてこない。もう人生を諦めようと思う日々です。
そんな辛さや弱さをSNSに投稿したら、手を差し伸べてくれる方々がいました。いろんな言葉や行動で僕を支えてくれました。気づいていなかっただけで、ずっと支えてくれていたのかもしれません。彼らは「僕のヒーロー」です。
そんな皆さんのおかげで気づいたのは、「誰かは誰かのヒーロー」であること。これは『僕のヒーローアカデミア』を通して教えていただいたことです。こんな無個性の僕ですら、「誰かのヒーロー」になれているかもしれない、と勇気が出ました。大げさですが、生きる勇気が湧いてきています。
この作品に出会っていなかったならば、僕は命を絶っていたかもしれないと思うと感謝してもしきれません。
そして、今日の今日まで気づくことができず、遅くなってごめんなさい。個性やヒーローについて考えるキッカケをくれたのは、堀越耕平先生です。
堀越先生、あなたは僕のヒーローです。
本当におつかれさまでした。あなたと同じ時代を生きることができたことを誇りに思います。すばらしい作品をこの世に送り出してくれて、本当に本当にありがとうございます。
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