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わたし、添削しないので (就活)

ある大学のキャリアセンターで、「履歴書やエントリーシートは添削しないで下さい」と指示があった。

そんなの仕事にならないけど!?
(なべ心の声)

「添削ではなくて確認を。学生に考えさせるように」

私はキャリアコンサルタントでプロだけど万能ではない。学生の一生懸命書いてきた文章を添削するようなえらい人でもない。

それからは、便宜上、「添削」の言葉を使っているが、学生の履歴書を一緒に確認しアドバイスするようにしている。

そしてお話しを聴きながら一緒に考えていく。アルバイトで後輩を指導しているおはなし、ボランティアで失敗したおはなし、イキイキと浮かび上がってくるエピソード。ぴったり合った表現がなかなかみつからず学生と一緒にウンウン悩んだりしている。話し合いながら納得してもらった上で変更してもらう。

きれいな文章ではなくその人らしさが伝わモノ。人柄や価値観が浮かびあがるザラッとする手触りがあるような文章になるように。

そんな文章がかけた時、学生は自信のあふれる笑顔になる。「自分らしいです」「これだったら面接で話せます」。自分で納得して書いた文章は稚拙であったとしても人の心を動かせると思っている。

たから、
わたし、添削はしないのです。

🐾ドラマ ドクターXの米倉涼子さんの
「わたし、失敗しないので」から引用🤭


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