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1日2題の英文和訳 【解説編】 Oct.8.2024

それでは今日も張り切っていきましょう。

【第1問】
「いずれにせよ、そのチームがこれらの絵画に見出した意義は、絵画によって伝えられる何か特定の物語というよりもむしろ、そのような物語を伝えようという試みが存在したという事実であり、それがこれらの物語が人類にとってどれだけ根本的なものなのかの証拠を示している。」


【解説】
文の主語はthe significanceで、目的格の関係代名詞が省略された関係代名詞節が後置修飾しています。

動詞はisで、補語が“not so much A but B”の形で結ばれています。これは“not so much A as B”「AというよりもむしろB」と同じ意味と考えて構いません。

not so much
 A<any specific story> M<conveyed by the painting>
but
 B<the fact> M<that there was an attempt to convey such story>

Aを修飾しているMは過去分詞句、Bを修飾しているMはthe factという名詞の具体説明となる同格のthat節です。

さらに非制限用法の関係代名詞節が続きますが、このwhichは主節の内容全体を先行詞としています。「そのことが〜、それが〜」と訳せば良いと思います。
また、providesの目的語evidenceにはofが構成する同格の前置詞句が続いています。どんな証拠なのかを具体的に説明していますね。

確かに長めの英文で難解に感じられますが、高度な語彙やレアな文法事項が入っている訳ではありません。丁寧に部分に分けて、その働きを整理していく力が試されています。

--- Words and Idioms ---
in any case 「いずれにせよ、とにかく」
significance(名)「意義、重要性」
convey(他動)「〜を運ぶ」「(情報など)を伝達する」
fundamental(形)「基本的な、根本的な、重要な」


【第2問】
「日本では、何かを習うという考えは生涯学習の一形態と見なされているとよく言われる。」


【解説】
“It is said that SV 〜.”はよくある書き出しですね。英作文でも頻出の表現です。

that節内の主語はthe ideaで、“see A as B”「AをBと見なす」という表現が受動態になっています。主語についている前置詞句はideaの具体説明をしている同格語句です。

非常にシンプルな出題ですが、これもまた大学入試問題なんですよ。

--- Words and Idioms ---
今回は特にありません。

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