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1日2題の英文和訳 【解説編】 Sep.25.2024
近年は値段が高騰していて北海道民でも手が出なかったサンマですが、今年はお手頃なので嬉しい今日このごろです。青魚は脳にも良い…はずなので、モリモリ食べて今日も頑張りましょう。
【第1問】
「ステレオタイプの脅威は教育現場で引き起こされるので、理数教育を促進する介入を通してそれを軽減することができる。」
【解説】
従属節中ではtriggerという動詞が受動態で用いられています。もともとは「銃の引き金を引く」という意味の動詞ですが、「SがOを引き起こす、きっかけとなる」という意味で、主語と目的語の間に因果関係を作ることも多いです。重要動詞ですので覚えておきましょう。
また、同じく従属節中のcontextは、ここでは「(事件などの)背景、状況」という意味で用いられています。教育は事件ではないので「教育環境、教育現場」のように訳すと良いと思います。
主節の主語itはstereotype threatを指しています。また、文末の不定詞句は直前のinterventionを修飾する形容詞的用法です。
特に複雑な部分のない英文ですので、難易度はそんなに高くないと思います。
--- Words and Idioms ---
trigger(他動)「(銃など)の引き金を引く」「〜を引き起こす、もたらす」
context(名)「(文の)文脈、前後関係」「背景、状況」
intervention(名)「介入、介在、干渉」
【第2問】
「私は現在の自分であるとはあまり思えず、以前の自分、つまり決して自分には合わない、望まれていない役割を演じていた自分のように感じてしまう。」
【解説】
まず、feelについて少し触れておきたいと思います。
自動詞feelが第2文型をとるときの補語は形容詞です。
(ex1) I felt happy when I met her again.
(彼女と再会したとき、私はうれしかった。)
名詞や代名詞の補語はとれないので、名詞を用いたいときはlikeを補います。
(ex2) I felt like a child when I first went to the country.
(最初にその国に行ったとき、私は自分が子どものように感じた。)
今回は代名詞myselfや名詞the personを補語の位置に置きたかったので、likeが用いられていますね。
the personのあとには関係代名詞が省略された関係詞節があります。また、コロンのあとでは、personをさらに具体的に言い換えて説明しています。
短くてシンプルな英文なので、そんなに苦労する点はないかなと思いますが、これも立派な大学入試問題ですよ。
--- Words and Idioms ---
unwanted(形)「望まれていない」「不必要な」
play a 〜 role (in …) 「(…で)〜な役割を果たす」
fit into 〜 「〜に合う、適合する」