【思考実験】紙代値上げの影響1 ー製紙会社ー

私の業務にも紙代の値上がりが波及してきており、過去に経験したことのない値上げ提案を受けているようです。ふとこの事について真面目に考えてみようと思いました。手始めに雑な考察からです(苦笑)

【前提】前提と言うよりも仮説ですが、このままだと今後の２年ぐらいで50%から60%ぐらいの紙代の値上がりがありうる。という前提に立ちます。

思考実験
【製紙会社の値上げ】
紙を作る企業が値上げをする理由。(想像)
1.IT化の進展による需要減→紙1kg当たりの固定費増→値上げ
2.紙の原料価格の高騰→変動費の増加→紙1kg当たりの変動費増→値上げ(もし原料の輸入比率が高ければ、円安は単なる原料価格の値上がりに上乗せ要因なので更に値上げ)

でここは想像ですが、1よりも2のが短期的にはきつそう。1.は短期的には企業努力の対応もありそう。

【最悪のシナリオ】費用増→利益が出ない→値上げ→主にビジネス利用の顧客がもう紙そのものの利用を諦める→従来IT化に積極的でない企業までIT化→紙の需要減→紙の値上げ、、という無限ループ。

【長期的には】
製紙業界の過剰設備問題が浮上し、更なる業界再編は避けられない？！