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【考察】外面は良い人、内向きには暴君?――“裏表”の心理

世の中には「外面がいい人」がいる。お客様や取引先、いわゆる外部の人に対しては、にこやかで感じがよく「いい人」を演じるが、その一方で、自分の内側、つまり部下や後輩、時には家族に対しては厳しさを越えたハラスメント的な振る舞いをする人も少なくない。

このような振る舞いは一見矛盾しているように思えるが、実際には珍しいことではないように感じます。

例えば、こうした人たちは外の世界では「評価されたい」「認められたい」という欲求が強いため、対外的には親切で魅力的な人間を演じる。しかし、内輪では自分の立場が脅かされないと安心しているため、相手の気持ちを顧みない態度をとることがある。また、上下関係や力の差が生じる場面で、無意識のうちにその「力」を行使してしまっているようにも思う。

もちろん、すべての「外面がいい人」がそうだというわけではないが、外での評価を気にするあまり、自分が本当に「いい人」でありたいのか、あるいは「いい人に見られたい」だけなのかを見失ってしまう場合もありそう。

この「裏表」の心理に向き合い、自分自身の振る舞いを見直すことは、他人に対する態度を改善することにつながる可能性もあると思います。

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