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クリエイティブを引き出す日本語のオノマトペ

おはようございます☀
大山滞在8日目です。今日は雨なので、より大山の大地の香りを感じることができます。
今日も1日張り切っていきます!

オノマトペの豊富な日本語

先日、まーしーさんから、あるカードゲームをつくっていて、もうすぐリリースする予定であるという話を聞きました。
オノマトペを活用して大山の魅力を感じることができる、素敵なゲームのようです。

オノマトペとは、「ワクワク」「じわじわ」「ゴロゴロ」などのことで、状態や動きなどを音で表現した言葉です。

日本語にはこういしたオノマトペが豊富にあります。
オノマトペが本当に日本語に多いのか、ということを調べていたら、こんな記事がありました。
https://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/56957/JLCE_14_023.pdf

記事によると、そもそものオノマトペにどこまでを含むかによって、日本語にオノマトペが多いと言えるかどうかは変わってきそうでした。
ただ、日本語には「じわじわ」「わくわく」「ふわふわ」など、実際に音や声が出ていないときにも音を当てはめているオノマトペが多く、こうした部分で日本語のオノマトペは豊富であると言えそうです。

オノマトペが持つ余白

オノマトペから想像するもののイメージは、おおよそ似通ったものになりますが、個人の経験によって少しずつ違ってくるかと思います。

例えば、「ふわふわ」というオノマトペから、「わたげ」を想像する人もいれば、「雲」を想像する人もいれば、「マシュマロ」を想像人もいる、といったように。「浮足立った状態」という具体的な物ではないものを想像する人もいるかもしれません。

この余白の多さ、奥行きの深さは、クリエイティブなことを考えるときに、アイデアが出やすいのではないかなと思います。

また、感じたことをダイレクトに伝えたいときにも、
「開けた高台から大山をみたら、美しい稜線が青空の背景の中に浮かび上がってとてもきれいだった。」
と説明的に話すより、
「まさに、ズドンッ!って感じで衝撃的な絶景だった」
と言ったほうが伝わることもあるような気がします。

言葉を受け取った人にとっての「ズドンッ!」を思い浮かべて、景色を愉しんでもらうこともできます。

「白か黒かはっきりさせない日本人」
「主張が弱い日本人」
という捉え方をすると、なんだかネガティブに聞こえますが、

「グレーゾーンで通じ合える日本人」
「余白を豊かに楽しめる日本人」
と捉えると、本来、クリエイティブな考え方をするポテンシャルを持っているようにも感じられます。

大山の絶景からささいな日常の光景までを、まるっと体感しながら、クリエイティブな感性を働かせていこうと思います。

大山滞在「残り25日」

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