東京は、仮面を被れて脱げる街

仮面を被る。他県から出てきたからこそ古くからの知り合いが少なくて、新しく出会った人が多く、素性を隠して話せます。また、浸りたい気分によって行く場所・会う人を選べるのも心地良い。騒がしいところでちっぽけな気分を感じたければ渋谷へ、少し風情ある雰囲気が良いときは浅草や上野に向かい、オトナに気分になりたければ好みによって代々木、代官山、六本木、銀座の公園やお店やカフェへ足を運びます。

仮面を脱ぐ。赤裸々に話せる人も多い気がします。地元にいる昔からの知り合いだと、どうしても過去の印象が強くなっていまい「この話はできないな、聞けないな」とあれこれ考えてしまいます。上京してから会った人とは、自分の過去も相手の過去も気にせず聞けるし話せる。そして、東京の街にはいろいろな人がいるから、自分も何でも良いやとオープンになれます。

仮面を被れて脱げるから、この街はとても心地良い。