「何もかもが高いなぁ」と思いながらも、東京に住む理由
社会人になるにあたって上京してから、次の3月で早くも4年目になろうとしている。学生のころは東京のこと何も知らなかったのに(新宿?渋谷?なにそれ状態)、今では旅行で来た人の好みを聞いて、あっちこっちと連れ回すほどになっている。
東京での暮らしはお金がかかる。何よりも家賃が高い。あとは東京に限らずだと思うけれど、日用品も食材もいろいろと高い。一人暮らしをしていると、自分一人を養うので精一杯。それでも東京を離れようとは思わない。
なぜかって、何よりも「機会」に溢れているから。ネットニュースやSNSを見て「素敵だなぁ」と思うご飯屋さんやカフェは、東京に多くある(そもそも店の数が圧倒的に多いのだろうけれど)。人だって、国内だけじゃなく、海外からの人も東京に集まってくる。本当に様々な人に出会える機会がある。
あとは、東京にいる人と「気質」が合うのだと思う。国内外からさまざまな人が東京にやってきたり、住んでいたりするけれど、新しいものをみたいとか、刺激的なことが好きとか、野心があるとか、そういう人が自分の地元と比べて多いように感じる。私はそういう人と関わるのが好き(自分が停滞せずに、常に流れていけるような気がするから)。
とはいえ新しいもの好きな人ばかりというわけではなく、狭く深い人間関係を築く人もいる。そうやって、色々な人と出会い関わっていくと、自分も自分らしくいられれば良いやと感じることができる。
東京は楽しい。たまに心がすり減るときもあるし、地元に帰るとやはり落ち着くと感じるけれど、まだしばらくは東京に住みつづける。