縮れた毛糸をレンジでチンしてみる【編み物に恋して】
前に編んだニットが飽きたり使い道を変えたい時、ほどいて編みなおしますが、縮れたウールの毛糸をまっすぐに戻すにはどうしてますか?
昔は『毛糸ゆのし器』なるものがあったそうです。『湯のし』とは布に蒸気を当てて繊維を柔らかくして皺を伸ばして均等に揃えるための加工のこと。『毛糸ゆのし器』は縮れた糸に熱い蒸気にあてることで、元のまっすぐな糸に戻すマシン。
残念ながら『毛糸ゆのし器』は、現在では蚤の市やアンティークショップでしかお目にかかることはできないそうで、代わりにスチームアイロンや蒸し器で『ゆのし』したり、優しく水洗いする方法などがありますが、私は少量の毛糸ならレンジでチンして伸ばします。
今回再生するのはこの毛糸たち。
縮れた糸の再生方法
1.縮れた糸を巻く
トイレットペーパーの芯を用意して、縮れた毛糸を芯に巻きつけていきます。少し引っ張りながら、途中何度か霧吹きなどで全体を湿らせながら巻きます。
2.レンジで毛糸を加熱する
『スチーム加熱』機能があるレンジの場合は、『スチーム加熱』モード、通常のレンジならふんわりラップでくるんで、約1分加熱します。
全体が熱くなったら、レンジから出します。
3.芯に巻きつけたまま自然乾燥
レンジから取り出したら、そのまま自然乾燥させます。
毛糸が乾いたら完成です。
再生した毛糸は玉にして保存しておきます。
小さなモチーフを作りたい時や、セーターの繕い仕事をするときなどに重宝します。
玉にできないくらいの端糸は、詰め物のわた代わりにしたり、紐のかわりに使ったり。選びやすいように暖色系と寒色系に分けて、取り出しやすくしまいやすいように中身が見えるガラス瓶に入れています。
小さな毛糸玉が溜まったら、カラフルなモチーフを編みたいです。
読んでくださりありがとうございます。
編み物・買わない暮らし・古いモノなどについてつらつらとご紹介しています。
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