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夏休みこそ、おうちで断捨離&編み物〜裂き編みでラグマット作り〜

台風直撃のお盆休み、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
私は渋滞とか人混みとかが苦手なので、お盆休みはひたすら家にこもって、普段はなかなかできない服の断捨離をしました。

捨てるには惜しいコートやスーツは、リサイクルへ。
傷みのひどいものは、刻んでウエスに。
綿100%のTシャツやブラウスは、手芸用に解体します。

手芸用に解体した布の一部はハギレとしてとっておきますが、残りはひも状に切って「裂き織り」や「裂き編み」に使います。

「裂き織り」は日本では使い古しの着物を新しい布に再生する技術として江戸時代から作られていたそうです。海外でも「RAG RUGS(ボロ布ラグマット)」と呼ばれ、テープ状に裂いた布をラグマットとして再生する同じような手法があります。

裂き織りのコースター

写真は、以前に小さな卓上手織り機で織った裂き織りのコースター。
元の柄が、思いがけない模様になって現れるのが楽しい織物です。
今回は、夏休みで充分な時間があるので大物に挑戦するため、「裂き織り」ではなく太めのかぎ針を使う「裂き編み」です。

ハサミでテープ状に切った「裂き編み」糸

「裂き編み」という名前の通り、布を手で裂いて細いテープを作るのが本来の裂き編みですが、ホコリや糸くずが大量発生するので私はハサミやロータリーカッターで切ってテープを作ります。
使用するかぎ針は8.0mm。極太糸がザクザク編める太いかぎ針です。

円形に編む場合は、くさり編み6目を丸く作り目にしてぐるぐると細編みで編み進めますが、今回は長方形なのでくさり編み6目をまっすぐのばしたまま、まわりを編んでいきます。
端まで細編みしたら、同じ目に3目編むと角ができます。

「細編み&角で3目」を続けると四角形が編めます

必要なのは太めのかぎ針1本とはさみ、断捨離した古布だけ。
くさり編みと細編みさえできればだれでも編めます。中心からぐるぐると外側へ向けて編み進めるので、お好みの大きさまで編んだらできあがり!
家にあるいらない布を使うので、途中で糸が足りなくなって買い出しに走る心配もない。編むのに飽きたらいったん出来上がりにして、次の断捨離時にまた続けてもいい。

厚すぎる布や織りが甘い布は不向きですが、基本的に使う布の種類に制限はありません。私は素足に気持ちいいコットン素材を中心に使用しています。Tシャツなどの伸縮素材を使うと布端がくるりと丸まるので、毛羽立ちにくい仕上がりになります。

使う布の色や柄を組み合わせることで、編地の表情は無限大!
裂いた布がどんな模様を見せてくれるか楽しみで、どんどん編み進めることができます。

大きめの座布団サイズまで編みすすめました

お金も使わず、ゴミも出さず、断捨離&脱プラ。
おうちで楽しく過ごしています。

おまけ:裂き編みに使えない縫い代で作ったミニはたき

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