良い抹茶は、原価を高くしてしまうのか?
手にとりやすくて美味しい抹茶ブランドを作りたい!
そんな想いで3年前、抹茶専門ブランド「千休」を立ち上げた、365日抹茶生活をしているなまっちゃです。
会社を立ち上げて3年弱、抹茶に関わっていると、抹茶の良い面も悪い面もいろいろと感じています。
「もっとこうしたら抹茶が飲みやすくなるのに」と感じながらも、実際にはコストや物理的に無理で、現実的に難しいことが本当に多いです。
抹茶って本当に繊細だし、敏感なんですよね…笑
そんな抹茶を、千休ではいろんなカフェや和菓子屋さん、店舗に卸すことで、抹茶の美味しさを広めていただいていますいます。
良い抹茶は原価を高くしてしまう?
「抹茶」は、他のお茶と比べるとかなり原価が高いもの。
そのため、そのまま抹茶をがっつりスイーツやドリンクに入れると、他のラインナップより原価が高くなってしまいます。
原価を抑えるためには
・値段が安い抹茶をつかって、他でカバーする
・粉末茶などの安いお茶と混ぜてつかう
・着色料をつかって抹茶の使用量を減らす
などの方法がよくとられています。
ただ、抹茶スイーツをおいしくするためには、良い抹茶を使うのが一番です。
「だから、良い抹茶を使うと原価が高くなるんだってば!」
という声が聞こえてきそうですが、良い抹茶を使うのが一番な理由は、このnoteの後半でお伝えします。
最近の抹茶流行に伴って、抹茶リテラシーはかなり上がってきているので、なおさら!
食べる人も、「ほんものの抹茶を使っているのか」ということにはかなり敏感になっていると実感します。
・抹茶リテラシーが上がっている顧客
・原価をなるべく抑えて利益を出したい店舗
ここのせめぎ合いで、商品を提供する側は、この2者間のどちらにも利がある点を探していかなければいけません。
「良い抹茶」は、本当に高いのか?
そもそも、「良い抹茶」というのは値段が高ければ言いわけではありません。
程よく色と香りと味の、3つの要素が大事になってきますが、何を作るかによって適した抹茶はかなり変わってきます。
私がやっている「千休」の抹茶は、平均の抹茶の価格よりも高めなんですよね。
卸やコラボの依頼が来た際に、抹茶の見積もり表を見せると「すごい高い抹茶なんですね…」と、びっくりされます笑。
「原価があがりすぎて厳しい」と断られたことも何回かあるほど…。
店舗のコンセプト的に値上げができなかったり、他とのラインナップの兼ね合いがあったりで、しょうがないところはありますが、やはり一度は試してみてほしいと強く思います。
実際に試しに、店舗さんに取り扱っている抹茶を使ってもらうと、今までつかっていたものとの違いは歴然で、そこから気に入ってもらい長期的に卸していただいているところがほとんどです。
なぜ、他よりも高いはずの抹茶が、長期的に卸してもらえるのか…。
それは、良い抹茶でも使い方次第では、原価はそんなに上がらないからです。
私も最初はびっくりしたし、一方で嬉しくもなりました。
良い抹茶ほど香りや色がよく出るので、少量で抹茶の味を演出することができます。
あるシフォンケーキでは1台に抹茶を15gいれなきゃいけないのに対して、良い抹茶をつかった場合は8gだけで、色も味も抹茶感をよりだせたという事例があるくらい…。笑
(こう上手くはいかないケースも、もちろんあります)
「おいしい」って思ってもらうことと、会社を「持続」することの両立はめっちゃ大変なのですが、「持続」だけを目的にして「おいしい」をないがしろにすると、すぐに潰れます。
お客さんをいくら呼び込んでも、リピーターにならないからです。
これって当たり前のことだけれど、難しくて、お菓子・飲食の業界にいると、その現実を目の当たりにします。
そんな現実がありながらも、抹茶は良質なものに出会えると、その両方を実現できると私は思っています。
千休の抹茶を卸してくださっている関係者の方々の様子を見ている、「良い抹茶しか勝たん…」みたいな気持ちになってきます。
素材選びって大事だね…という話です。
抹茶の扱い方、選び方がわからない方々へ…
「素材選び」はかなり大事ですが、抹茶って本当にいろいろ種類があり、どうやって使えばいいかもわからないと思います。
最初にも言ったように、抹茶は繊細で敏感なものなので、間違った方法で使ってしまうと、せっかく美味しい抹茶も台無し。
「安いものを買おう」「人気だからとりあえずメニューに入れてみよう」では、抹茶は主力メニューにはなりません。
・抹茶をカフェメニューのラインナップに入れてみたいけどわからない
・抹茶の扱い方がわからない
・抹茶を仕入れたいけどどうすればいい
に当てはまる方は、私の知識にはなりますが、千休の抹茶で美味しくできるように精一杯お伝えしますので、ぜひご相談ください。
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どこに行っても、美味しい抹茶を飲んだり食べたりできるのが、抹茶大好きなわたしにとって何よりも嬉しいことです。
そんな、おいしい抹茶があふれる世界になりますように…。
いつもせんきゅーです。
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