次男は多指症でした①
次男は右手親指が1本多く産まれてきました。
1000人に1人程度の割合で発生すると言われている多指症。多指症だと分かった日から手術をするまでのことを書いていきます。
次男誕生
1月末、雪の降る寒い日に次男は誕生しました。トツキトオカの妊婦生活、悪阻もほとんどなく過ごすことができました。
破水から始まった出産。2人目ということもあり、陣痛開始から2時間で産まれてきてくれました。
「〇〇さん、おめでとうございます!元気な男の子ですよ!」産まれたばかりなのにパッチリ目を開け、私の方を見つめる我が子がいました。あまりの可愛さに思わず「かわいい〜っ!ちっちゃ〜っ!」と大きな声で言ってしまい、先生も看護師さんも笑っていました。
分娩台の上で産後の処置を受けているとき、先生から話しかけられました。
「お母さん、お子さんは指が一本多いです。でも、手術すれば治るので大丈夫ですよ。よくあります。」
深刻そうにではなく、サラッと言われました。
指が一本多い!?どういうこと!?!?
看護師さんが次男を連れてきてくれました。
本当に指が一本多い…
でも、治るんだもんね…
処置が終わり、カンガルーケアの時間となりました。立ち会いをしてくれた夫と指のことについて話をしました。
私が処置を受けている間、スマホで調べてくれていたようです。
「多指症っていうんだって。豊臣秀吉も多指症だったらしいよ。」
『そうなの!大物になるかもね!笑』
産後ハイだったので、内心どうしようと思いながらも明るく話ができていたと思います。
産院入院中
コロナ禍のため、立ち会い出産時以外は面会不可でした。夫と別れ病室で1人になると、どんどん気持ちが沈んでいきました。
どうしてうちの子なんだろう。
私何かいけないことしたかな。
ちゃんと治るのかな。
ネガティブな思考が頭の中をぐるぐると駆け巡りました。
とりあえず疲れたし寝よう…。
出産当日と産後1日目はナースステーションで赤ちゃんを預かってもらえました。母に出産報告と多指症だったことをLINEで伝え、休むことにしました。
朝方眠りにつき、起きると昼食の時間でした。産前毎日股関節のストレッチをしていたおかげか会陰切開せずに済んだので、出産当日からすたすた歩けてしまうほど元気でした。
母からLINEの返事が来ていました。昼食を食べながらやりとりを再開することにしました。母が多指症について調べた内容は以下の通り。
1歳前後で手術なら、育休中に終わるかな。うちの子は多指症のどのタイプになるんだろう。しっかり指の形してるよなぁ。
この頃にはだいぶ気持ちが落ち着き、冷静に考えられるようになっていました。
1ヶ月検診
産院の小児科の先生が担当してくださいました。特に問題はなく順調に成長しているとのこと。
「信頼できる形成外科の先生に紹介状を書くので、今日初診の予約をしましょう」と、電話をして予約を取ってくれました。
さいごに
想像もしていなかった多指症の発覚。
どうしてうちの子が…
ちゃんと治るのかなと不安でいっぱいでした。
次回は初診から手術までのことを書きたいと思います。