【Tips】CLIP STUDIO ASEETSを活用して背景作りを楽しんじゃお〜!!!!
以前フォロワーさんから「背景にフリー素材など使っていたら教えてほしい」というお話をいただきまして、ぼくのやりかたを紹介させていただきました。
完成したイラストです。
企画展で展示させていただいたイラストでした。
こちらが背景のもととなるイラストです。
移動させたり、色を調整することを前提にして作りました。
木の幹、枝、花、地面、草はそれぞれレイヤーをわけて作り、桜は前後でも作り分けています。
結論といたしましては、素材を使っています!
それも大量に!
ですが、1枚絵の素材ではなく、
CLIP STUDIO ASEETS
からDLしたいろいろな素材を組み合わせて使用しております。
絵の描き方からのお話になりますが、
ご了承いただけますと幸いです。
ラフの段階で、描きたい背景とキャラクターをざっくりかいておきます。
先に全体のイメージを描いておくと、
あとでそれぞれ別々に進めたとしても
違和感が少ない気がします。(ぼくの体感です)
ラフはキャラクターと背景を一緒に進め、
下書きからはそれぞれ別のレイヤーで進めていきます。
私はキャラクターを先に描きました。
光や影は背景とあわせてからすすめるので、
ここでは服の影などざっくりやるに留めて
おきます。
桜の木の幹・枝は手書きです。
Googleで桜並木などを検索して、
写真を参考にベタ塗りで木を描きました。
色や質感はあとで追加するので、この時点では「桜っぽい木」というのが伝わりそうな雰囲気になっていたらOKとしました。
形ができたら新しいレイヤーを作り
桜の花のブラシで花を乗せます。
「SAKURA満開 ブラシ」
こちらのブラシをサブカラーだけで使用しました。
なんとなく全体が出来たら、
下塗り状態のキャラクターを置いて、
全体のバランスを確認します。
キャラクターの位置や、
桜の木位置、枝や花の量、など、
気になったところがあれば修正します。
問題がなければ、背景を進めます。
先程描いたベタ塗りの木を描いたレイヤーに
新しいレイヤーをクリッピングします。
「杉と桜花s改セット」
こちらの素材の「桜幹・改」を使って
木の幹の質感を乗せました。
(こちらのブラシだけで木を描けるのですが、
枝の継ぎ目や幹のバランスが上手くできなかったので、テクスチャとして使用しました。)
バランスを見て花を追加したり、枝を追加します。
新しいレイヤーを作成し、
地面ぽい茶色を桜の
木の根元辺りにベタ塗りします。
さらに新規レイヤーを作り、
クリッピングします。
「ランドブラシセット (땅 브러쉬 세트)」
レイヤーモードを乗算にして、上の素材の
「地面」「グラウンド」で質感を乗せます。
桜の木幹のレイヤーの上に新規レイヤーを作成し
草のブラシで地面に草を敷きました。
「草ブラシ」
大小混ぜると無造作に生えている雰囲気がありましたので、
ブラシのサイズを変えてまばらにしてみました。
ほとんど完成したらキャラクターを仕上げ、
背景と合わせてバランスを確認します。
(必要なら枝や桜を書き足します。)
仕上げに、ボカシや環境色、影を追加して、
全体の雰囲気を整えながら完成させます。
木漏れ日の表現は、桜の花のブラシをサブカラーにして
レイヤーモード乗算で使い回ましたが、
木漏れ日用のブラシでも良いと思います。
「木漏れ日ブラシ」
全体が整ってからか、完成後あたりで
花びらを追加しています。
「桜の花びらがひらひらするブラシ」
完成したイラストはこちらです。
キャラクターにあわせて移動させたり花の量を増やしたり、花びらを散らしたりなどの加工・加筆をしながら、すべて同じ背景を使用しています。
CLIP STUDIO ASEETSにはクオリティが高い素材が沢山あるので、好みのものを探したりするのもたのしいです。
自分のイラストに上手く馴染ませられないこともあり、貼るだけ!載せるだけ!で上手くいかないこともあります。
そのようなときに、ほかの素材と組み合わせたり、自分である程度頑張って作るなど、工夫ができるがASEETSの楽しいところだと思っています。
ぼくも背景は苦手でですが、できた時はうれしいですし、組み合わせを考えるのは好きなので、こんな感じに作るのがたのしいです。
それでは、また。
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