在外生活のリスクと人とのつながりを感じた2024年
もう今年の終わりが見えてくる時期に入ってきました。
ドラゴンイヤーの今年、中華圏のシンガポールでは旧正月頃に盛り上がりを見せていた頃、「今年は忙しい年になるだろうなぁ」なんて思っていました。今から思えば、これから何が起こるか知らなかった私、まだまだ呑気だったなぁなんて思います。笑
今から記すことは記憶から無くしたくない一心で書き始めましたが、今年度自分の周囲で起こったことの全ては現段階では色々な意味で書けないことも多く、
問題の大枠と自分が感じたことを中心に記録に留める形になるかと思います。
それでも問題がありそうだったら、非公開に切り替えるかもしれない点、念の為お断りしておきます。
・長期在住者に何度もやってくる役員生活
ちょうど今年の旧正月頃、また役をしないといけないことが判明してざわついていた自分とその周囲。「中枢の役だけは避けたい」と、それを逃れるために平役員を早めにやっておくことが一般的になっていて、私もそれに倣ってコロナ以降平役員を2年既にやっていました。平役員であっても時間がかなり削られるため、続けて何度も役をやらないといけなくなったという事実が信じられず、自分の先見の明の無さに嘆いていました。
・ボランティアのはずなのに・・・
役を何度かやっていると、ある程度どのくらい自分がそこにパワーを注げられるかわかってくるもの。今年の役は今までより役割上責任が大きそう、と覚悟していたけれど、それでも何となく力の入れ具合はわかっていたつもりでした。そして有難いことに、同じ部の人たちは私と同様、役を何度もやっているのに順位が繰り上がり重役についてしまったという同じ状況の人たち。
「この国で子の学校の在籍が長い」それだけの条件で、上から順番に大役に就かないといけない。そんなのオカシイよね、と言い合えるのはある程度の年数在籍している同じ状況のママたち。後でも書きますが、一緒にやるメンバーに恵まれたことは今年役をやる上で一番ラッキーだったと、つくづく幾度にもわたって実感させられたことでした。
それでも仕事内容は重いポジションのため、年度始めの諸々業務がかなりハード。
どこまで力入れて取り組もうかなんて考える暇もなく、英語を読み込んで書類作成したり等目の前に降ってくる業務をこなす日々。「晩御飯を作る時間がないよね」とメンバーたちと話しつつ、目を回しつつも協力して進めるなか別の問題が発生したのでした・・・。
・ボランティアにおいてのイレギュラー対応はどこまで?
詳細はここでは到底書けませんが、「まさかそんなことが」という事案が発生。
おそらく「何の問題もなく一年が平和に終わった」なんて年度はかなりレアで、外野が知らないだけで大なり小なり問題は毎年発生するんだろうと思います。それもこれも組織の中枢にいるようになって、初めてわかったこと。
イレギュラーな事案に、保護者が、役員委員が、先生がどこまで臨機応変に対応できるのか。しかもそれはボランティア業務の中で。
どこまで自分たちでやるべきか。どこまで他の人にお願いしたらいいのか。
それに加え、今まで当たり前のようにやってきたやり方が、どうやら時代的コンプラに反してるんじゃないかと・・・。激しい追求が長く続き、部のメンバーともども精神的に疲れ果ててしまっていました。
・海外だからこその難しさ、危険性
究極の孤立状態のなかで、一筋の光が見えたのは、ある方のアドバイスを参考にさせてもらい、解決に繋がる糸口が見えたという展開になりましたが、かなり運が良かったと思います。そしてこの糸口がなかったらどうなっていただろうと。本当に怖くなります。
海外で、しかも生活しやすい国に長く住んでいるとつい忘れがちになってしまいますが、実は法律、医療の状況などさまざまなことが日本と違うということ、そして私たちは外国人として滞在しているので、体調を崩したり知らず知らずに法律を犯していたり「もしも万が一」が発生した場合、大きな問題に発展することになります。
まさか、そんなことを考えるなんて思ってもみませんでしたが、生きている限り「万が一のこと」は発生するもの。そして海外だとそれが何倍にも膨れ上がる、ということをハタと気付かされたのでした。
海外環境でのストレス、ママ友問題、学校での子供のいじめ、職場でのハラスメントなど精神的なダメージを負うことはできればない方がいいことだけど、いつ自分がダメージを負うのかわからない。
そんな時に実は所属している組織が中の人を守る仕様になっていなかったら・・・。平和ボケしていた自分や他にも同じ人は沢山いるであろうことが恐ろしくなりました。
・守ってくれた機関、存在
大変なストレスを負った事実だけを見れば「なんて酷い年だったの!」という感想にしかなりませんが、悪いことばかりではなかったと1年を振り返ってみて思います。
たくさん相談し愚痴を言い合い、ご飯やお酒を一緒に飲んだりして、絆を深めることができた部のメンバーの人たち。「問題解決に一緒に取り組んでいるから」という大きな理由があるとはいえそこを差し引いても価値観、感覚、考え方が同じ人たちと一緒にできてよかった。多分このメンバーでなかったら、途中で挫折して辞めていたかも・・・(実際全員でせーのでやめよっかと言ったことは何度もあるものの)。
それ以外にも、あらゆる専門家の方達、その方達を紹介してくれたママ友たち、それに何より私の話をたくさん聞いてくれ、アドバイスをくれた国内外の友人たち。「私も一緒に意見言いに行くよ」とか「私はこの部分手伝うよ」、「うちの学校ではこういう風に対応したよ」と言ってくれる友達もいて、感謝しても仕切れません。
本当に周囲の人に恵まれてると改めて感じることができたし、嬉しかったし、感謝しています。心配も沢山かけたと思うけれど、この場を借りてみんな本当にありがとう(涙)
・まだまだやること色々
まるで終わったかのように締めそうになりましたが、まだやることは多々あって、今年中に山場があり、来年もまだ山場はあるだろうと。
こうなったらもう年度末までやりきって、自分の人生の糧になったと思えるよう納得して終わりたいとなと。心身の健康だけには気をつけながら。
うまくことが運ぶよう、目の前のことを一つ一つ終えられるように、あとは少しでも楽しくやれればと思っています。この話題で今後、noteを書くことがあるかはわかりませんが、落ち着いて時間が経過したらまた記せる範囲で書き足したいと思います。