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魂の成熟のプロセス②:マズローの欲求段階説と掛け合わせた解釈

昨日、こちらの記事を書きました👇今回はその記事の続きです。

昨日の記事の概要をざっと説明すると、


私たちの魂の歩む道のりには、大きく分けると、

① 統合フェーズ:魂本来の自分を取り戻すフェーズ
=【個】とか【分離】意識から、魂とか愛という存在へ【統合】を目指していくフェーズ

②拡大フェーズ:魂が設定してきた目的を果たすフェーズ
=魂とか愛を思い出した先で、どんどん魂本来の意識を【拡大】させていきながら、社会全体、世界全体へと、還元していく段階。

という2つがあって、

前者と後者では、一見真逆なことが求められる生き方になる、というお話をしました。

今回はその続きになっています。


マズローの欲求段階説と掛け合わせた、魂の成熟プロセスの解釈

この↑上の画像で言う点線のラインが、

【統合フェーズ】における"ゴール"にあたるとすれば、

【拡大フェーズ】にとってそのラインは、ある意味"スタート"にあたります。


この、【統合フェーズ】と【拡大フェーズ】の境目というのは、マズローの欲求段階説で言えば、

【自己実現欲求】と【自己超越欲求】の境目みたいなものだとイメージすると分かりやすくて(私の講座とかでは、わかりやすいのでよくマズローの図を引用しています)。


私なりにまとめたこの図を用いて説明しますね👇

マズローで言う、生理的欲求〜自己実現欲求までが、【統合フェーズ】にあたるとしたら、

自己超越欲求が、【拡大フェーズ】にあたります。


近年、いわゆる自己啓発とかコーチングとか、副業ビジネスとか、そういうのを発信する人ってネット上で一気に増えてきましたが、

そういう人たちのほとんどは、【統合フェーズ】の中位あたりから、"ゴール"である点線のラインにまで導いていくイメージなんですよね。

つまり、マズローで言う、低次欲求を自己実現欲求にまで昇華していくまでを導く、みたいなイメージ。

なので、自己啓発とかコーチングとかで導ける範囲はあくまで【統合フェーズ】の中でしかなくて、その点線に達することこそがゴールだと捉えてしまっていることも多い。

でも、実は魂的にはそこがゴールじゃなくて、その先には、もっと大きな世界、魂が本当に体験したい世界が広がっているんですよね。


もちろん、自己実現欲求までを満たしていくこと自体も大事だし、そこをゴールとして目指していくのも良いし、そこで満足するならOK。きっとそういう人は、そこまでを体験する、ということを今世の目標にしてきた魂。

でも、魂視点で今世実現したいことや目的が強くある人は、
【統合フェーズ】のゴール地点に近づけば近づくほど、『違和感』を抱くようになります。

どこか、自分の個人的な欲求とか目標とかお金とか、そういったものだけのためには頑張れなくなるというか、

「私が本当にやりたいことはこれじゃない気がする・・・」
「なんか、それなりに理想の人生を手に入れたはずなのになんか満たされない・・・」

みたいなことが起こる。その感覚こそ、魂が【拡大フェーズ】に進みたがっているサイン。

つまり、これまで積み上げてきた自分という存在を一旦崩して人間の自我を手放し(←これがいわゆるアイデンティティクライシス)、
本当の意味での宇宙の流れや自然の摂理を体全体で体感するということが必要とされるタイミング
です。


そこを通過すると、【拡大フェーズ】に突入することができる。


【拡大フェーズ】になってくると、【社会貢献】みたいなニュアンスが強くなります。

【統合フェーズ】で出てきやすい「自分が、自分が」みたいな感覚がなくなり、「もっと世のため人のため」みたいな感覚が自然と生じてくる。

【統合フェーズ】の中でも「世のため人のため」とか「社会貢献」みたいな意識が出てくる人もいるけど、

【統合フェーズ】内で出てくるその意識というのは、どちらかというと、

「世のため人のために役に立てている ”自分” の価値を感じたい」

みたいな、自己承認欲求というか、欠乏欲求的な感覚で出てきている可能性が高いと言えます(たとえ、顕在意識では、純粋にそれを望んでいる、と感じていても)。


なので、【統合フェーズ】と【拡大フェーズ】の大きな違いと言えば、
「自己超越欲求」という名の通り、


『自分』という”個”の範囲内での目標や欲求に向かって行くのか
(=【統合フェーズ】)


それとも、


『自分』という”個”の範囲を越えた目標(お役目、使命)に向かって行くのか(=【拡大フェーズ】)


の違いであると言えますね。

今回は、この辺で。

しばらくはこの魂の成熟プロセスについての投稿を、順次小出しにアップしていこうと思います♪

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