備忘録(前半)『エーテル医学への招待』崎谷博征 著(秀和システム 2023)

【3,987文字】

「静かなる退職」や「三だけ主義」は、優生思想、トランスヒューマニズム、サイバネティックス、唯物思想、ダーウィニズムやオカルティズムなど”彼ら”から生み出された思想の系譜につらなるものです。

静かなる退職に関する記事一覧 (paleo.or.jp)

崎谷さんの上記の文章(最近のHP記事)が意識にひっかかった。

以前にも同様の話をきいていた。
未来の日本を憂いて亡くなられた林秀彦さんの著作の、
参考文献(ユダヤ陰謀論系)を読む中でユダヤ系の名だたる人らが、
世界の大多数にプロパガンダを行っている、と。

ここで言えば、優生思想(ダーウィンのいとこが提唱)、
唯物思想(マルクスほか)、ダーウィニズム(ダーウィン以降)。

現代の西洋医学が疑わしいのであれば、土台の科学自体、疑わしいかも。
ということで、この本を手にした。(字面は追ったが、難しい。)

物理学におけるエーテル (aether, ether, luminiferous aether)とは、
光の波動説において宇宙に満ちていると仮定されるもので、
が波動として伝搬するために必要な媒質を言う。
ロバート・フックによって命名された。

特殊相対性理論と光量子仮説の登場などにより、
エーテルは廃れた物理学理論だとされている。

エーテル (物理学) - Wikipedia

アインシュタインは、
特殊相対性理論で「エーテル」の存在を否定してますが、
特殊相対性理論の後に発表する一般相対性理論では、
前言撤回し、「エーテル」の存在を認めている。
しかし、もう「エーテル」という物質は存在しない、ということで、
義務教育で習ってきている。

習ってきてはいるが、相対性理論とか
物理学自体が難しいから理解してないし、
その相対性理論の反論についても、同様に分かりません。
相対性理論の反論の本は、出ているようですね。

これら理論物理学(ニュートン力学、特殊相対性理論、量子力学)の
土台の上に、西洋医学があり、
その理論物理学が間違ってる、というストーリー。

・フェイクサイエンスとしての「相対性理論」 

アシュケナージ・ユダヤ人の権力者たちは、
アインシュタインという洗脳されやすい人物を使って、
「相対性理論」というフェイクサイエンスを打ち立てました。
この理論は、フランスの物理学者のポアンカレローレンツの仮説
およびマクスウェルなど先行する複数の研究をまるまる盗用して
少し手を加えたものであることは、
後年多数の物理学者の私的されているところです。

しかし、このポアンカレたちの仮説そのものは、
実験や実証を伴わないいわゆる「観念論(空想ともいう)」に
過ぎないもので、相対性理論はさらにその観念論を歪曲したものです。

第1章 フェイクサイエンスの決定版ー相対性理論 P. 11


・リアルサイエンティスト「ニコラ・テスラ」

今日のサイエンティストは、実験を数学に置き換えてしまった。
彼らは、数学の公式から公式を作るだけに忙しく、
完全に自分たちを見失っている。
結局、それらの数学の数々の公式は、
自然現象とはまったく何の関係もない代物に成り果てているのだ。

ニコラ・テスラ

・フェイクサイエンティスト

「リチャード・ファインマン」 

量子力学の旗幟としてアインシュタインの後継者とも言える人物が、
リチャード・ファインマンです。
彼は、まったく整合性のとれない相対性理論と量子力学を統一するという
まったく馬鹿げた思想を追求した人物です。

第2章 数学のお遊びー量子力学 P. 37

・リアルサイエンティスト         「アルフレッド・ランデ」  
・リアルサイエンス             「シュレディンガーの波動方程式」     「粒子のブラウン運動」 

米国の理論物理学者であるアルフレッド・ランデは、
「粒子の動きが波に見えるだけであり、粒子は粒子、波は波であり、
同時に粒子/波であることはない」と明言しています。

有名なシュレディンガーの波動方程式粒子のブラウン運動による拡散式は
本質的に同じであることが証明されています。
(・・・)
光や電子は粒子でもなければ波動でもありません。
光や電子はどこからか発射できるような実態が伴っていません。

後述するように、エーテルのかく乱によって生じる「現象」で、
それがどこからか発射されたり、移動したりするようなことはありません。
電子も同じく、
後述する誘電場と磁場から生じる放電”現象”を「電流」と便宜手系に
命名しているだけであって、その電流を電子という仮想粒子が担っている
というエビデンスはありません。
電流は、
「電子という電荷を帯びた粒子が無数に移動して生じる」という
現代物理学の説明は、ただの空想に過ぎません。

第2章 数学のお遊びー量子力学 P. 42-45 

・フェイクサイエンス                   「ネオ・ダーウィニズム」「遺伝子学」

デカルトたちの機械論は、
生物学の分野では、遺伝子学(分子生物学)へと枝分かれしていきました。
ネオ・ダーウィニズムや遺伝子学は、
ダーウィンの進化論と言われる仮説のうち、
「自然選択」と呼ばれる言葉だけを抽出し、
生物はサバイバルと生殖以外の目的はないとする思想です。
環境にうまく適応したものだけが生き残って子孫を残すという唯物思想
一種ですが、サバイバルと生殖以外の生きる目的がないという意味で、
生物学虚無主義」と呼ばれています。

第3章 アリストテレスに回帰せよ P. 67-68

「機械論、ネオ・ダーウィニズム」vs.   「アリストテレスの内在目的論」

デカルトたちの機械論ネオ・ダーウィニズム
アリストテレスの内在目的論の違いは、
「私たちがい生きる目的はあるのか?」という問いを立てると
明確になります。

機械論では、
数字と等価である粒子・遺伝子などは目的など持ちません。
目的は、神が外から与えたときのみ発生するという神の決定論
(神はヒトの思考の中での過程でしかない)の回答になります。

一方のアリストテレスの世界観では、
物質そのものに目的が内在していると考えています。
存在そのものが目的であり、外から目的を与えられることはありません。

第3章 アリストテレスに回帰せよ P. 69-70

「内在目的論の本質」=「形而上学」

アリストテレスの内在目的論の本質は、
すべての観察できる物質の根源であるものが存在するとするもので、
これを「レス・ポテンシア」あるいは「プリマ・マテリア」と呼びます。
実在として確認できなくても、
時空間を満たすレス・ポテンシアが存在するとするものです。

第3章 アリストテレスに回帰せよ P. 79

ハイゼルベルクも、「量子力学において”波動”と呼んでいるものは、
アリストテレスのレス・ポテンシアの一部を
数式で定量化したものに過ぎない」としています。

ポテンシャル(潜在能力)が実体・物質を生むのです。
古代中国の陰陽も、
陽(ポテンシャル)が陰(実体・物質)を生むという
アリストテレスの世界観を反映したものです。

第3章 アリストテレスに回帰せよ P. 80

エーテルからは、後述するように空間や時間という概念が発生します。
(・・・)
過去や未来といった時間の概念もエーテルのもたらす属性あるいは随伴減少に過ぎず、どこかの宇宙空間に格納されている実体ではありません。

第3章 アリストテレスに回帰せよ P. 83

アリストテレスの慧眼は、19世紀末にアインシュタインというシオニスト(Zionisut、優生思想の源、現在の世界経済フォーラムの主催者たち)が
出てくるまでは、ごく自然に受け継がれてました。
近代物理学を打ち立てたニュートン、その後にテスラに引き継がれる
電磁気学を極めたマクスウェルトムソンたちも、エーテルの概念を用いて
重力や電磁波を説明しています。
(・・・)
ニュートン
重力、天体の運動あるいは光の屈折などはエーテルという媒質の存在が
不可欠であると考えています。
ニュートンはエーテルの存在を前提にして、絶対空間、絶対時間を設定して
古典力学を打ち立てたのです。
(後述する「エーテル統一理論」では、空間や時間も絶対ではない。)
1660年にボイルは、
この目に見えない存在を確かめるためにある実験を行っています。
彼は、ガラスの容器から吸引ポンプで空気を完全に抜くと、
ガラス容器内でもはやベルの音が聞こえないことを証明しました。
が聞こえるためには、
空気という媒質が必要であることが分かったのです。
しかし、は空気を抜いたガラス容器でも認められました。
このことから、を伝える空気、を伝える水と同様に、
を伝えるエーテルの存在の必要性が理解できたのです。
は、
媒質の空気を交互に圧縮および希薄化することで、伝わっていきます。
は、音源が出すものではなく、音源が出すエネルギーによって
空気の圧縮と希薄化が起こる”現象”なのです。
という実体が存在するわけではありません。
むしろ、空気のかく乱によって起こる「付帯現象」と言えます。
(・・・)
海のも、という実体が存在するわけではありません。
水のかく乱現象の付帯現象としてという形が見えるに過ぎないのです。
も同じく、媒質のエーテルのかく乱によって起こる
付帯現象であることを提唱したのは、
17世紀のロバート・フックとその後継者であるホイヘンスでした。
(・・・)
光の媒質はエーテルであるという見解は一致するものの、
光の本質をのような性質にあるとするホイヘンスやトーマス・ヤングと、
光を見えない粒子とするニュートンの間で相違が出ます。
(・・・)
両者とも、このエーテルは空気と違って、弾性抵抗質量のようなものを持つと考えていたため、19世紀に入ってエーテルの存在が否定されることになります。

第4章 エーテル物理学 P. 91-94

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