見出し画像

だれか叱ってほしい

この日はパティシエの友達が焼き菓子の出店をしていたので遊びに行った。

バレンタインも近いので、いつもお世話になっているおじさんにベリーガナッシュタルトを、自分と親友(と呼んでおこう)に伊予柑のタルトを、今日お世話になる予定の某企業女性社員2人に1つずつフィナンシェを買った。

目的地に着いて、親友と某企業の女性社員がいたので、予定通り伊予柑のタルトとフィナンシェを渡す。親友はあまり甘いものが得意ではないので「(某企業のもう1人の女性社員用に買った)フィナンシェもあるけどどうする?どっちがいい?」と聞いてみた。

どっちかを選ぶかなぁ〜と思っていたら、なんと彼はたまたま通りかかった某企業の男性社員(知り合い)にフィナンシェを手渡したのだ。

「うわ〜なんで〜(その人の分は買ってないよ〜)(私の分がなくなっちゃうよ〜)」と言ったけど、彼に(私の心は)伝わらず、また、私は私で男性社員に一度見せたものを引っ込めるわけにもいかないと思って、結局差し上げてしまった。某企業の女性社員用に渡すはずのフィナンシェは無くなり、私が食べる予定だった伊予柑のタルトを彼女にあげることにした。

*****

私は私の幸せを第一に考えるべきだと思っている。そして、私を幸せにしてこそ、私は私の周りにいる人を幸せにできると思っている。

だから、まずは周りの人の幸せよりも、自分の幸せを確保するべきなのだ。人に全部プレゼントしちゃって、自分の分はないなんて、それは身を削っているだけで私の幸せには繋がらない。良くない振る舞いをしてしまった。

*****

「それはだめでしょ」と、誰かに叱ってほしい。

「あなたの幸せをまず第一に確保しなさい」
「他者のことを考えるのはその後にしなさい」
そう言ってほしい。

まぁ、その「誰か」を待っていても、誰も叱ってくれないから、自分で自分をちゃんと叱ろう。あれはダメだったね。もうしないようにね。

いいなと思ったら応援しよう!