何をする人になるのか
9月某日、勤め先(ポップアップスペース運営)の上司との面談があった。
(勤め先といっても業務委託なので、いわゆる「上司」はいないのだけど)
面談の内容はこんな感じ。
私って、ここで何がしたいんだろう。ここでの活動の先で、どんな人になっていたいんだろう。
同じ時期、兼業先(若者支援のNPO)の先輩がぽろっと「なみちゃんは何をする人になるんだろうね~」とつぶやいていた。
居場所事業担当スタッフである私が今しているのは、
・若者が過ごす居場所にいたり
・街の居場所に若者を連れて行ったり
日々の業務をこなしつつ、餃子屋さんのポップアップや映画館に行く等、イベントの企画・実行をしている。
はて、私は何をする人になるんだろうか。
若者支援を生業にしていくんだろうか。
*****
無職になって一時的になくなった『肩書き』。どこにも所属していない、肩書きのない自分に孤独感を抱く時期もあった。
それが、仕事をするようになって、
・ポップアップスペース運営のサポートメンバー
・若者支援をするNPO職員
という2つの肩書きがついてきた。
組織の名前を伝えることで、「あぁ~あそこね!」と伝わるのは楽だし、なんだかんだ安心感があった。
ただ、働き始めて半年経った今、別の意味で『肩書き』に悩み始めた。(肩書きはしっくりこないな。肩書きチックな何か。目標?職業?)
結局「何者」かにならねばならないのか、「何者」かを目指さないといけないのか、と。
いや、分かるんだよ。
いま何ができて、将来どんな人になりたくて、じゃあそのためにいま何をすべきか考える必要があるよね、って。
でも、そんなの全然分からない。なりたい像がハッキリしてる人ってすごいなぁと思ってしまうんだ。私にはそんなのないから。
これは私が将来を考えてなさすぎるのか。自分と向き合ってないのか。勤め先に対して無責任なのか。
色んな意見があると思うし、私が悪いよね、と思う部分ももちろんある。それでも、今はまだ全然分からない。
分からないから、目の前のことと、この前の面談で決めた目標を、無理なくひたすらやり続けてみることにする。
ありがたいことに、私が活動する豊島区(と豊島区で活動する人々の中)には
・応援してくれる人
・支えてくれる人
・見守ってくれる人
が沢山いる。
だから、その人たちを頼らせてもらいながら、もう少し、分からないことだらけで動いてみようと思う。
動き続けた先に、見えてくる「なりたい像」があると信じて。