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10/14(月)祭りで泣きそうになる

三連休最終日。
アルバイト先の宿は今朝も忙しそうだったが、昨日よりは落ち着いていた。

60代の先輩と2人で朝食を食べる。
炊飯器からご飯をよそう。1合あるので、半分はおかかのおにぎりにして取っておいた。

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9時に清掃の仕事開始。昨日もいたお茶目なおっちゃんが一緒だった。シフトが誰と一緒かで少し気分が変わる感覚は、大学時代のアルバイトを思い出して懐かしくなる。

いつもより早く終わりそうだねぇ、とおっちゃんと言いながら仕事を進めるが、結局終わったのは14:30。30分ほど延長した。みんなで「はぁ疲れたなぁ」「しんどいなぁ」と言い合いながら、清掃の仕事を終える。

今日は15:00から初めて宴会準備の仕事が入っていた。メインスタッフのおばちゃまとすれ違い、「後で来るんやろ?よろしくね」と声をかけられる。初めてはいつだって怖い。ちゃきちゃき動こう。指示に従おう。

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自室に戻って朝作ったおにぎりをちゃちゃっと食べる。15分前に部屋を出て、宴会会場に向かう。

おばちゃまが既にテーブルの準備を進めていた。

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テーブル運びを少しだけ手伝って、乾拭きする。

クロスを敷いて、グラス、箸置き、箸、お手拭きをお手本通りに並べる。途中、言われた側から凡ミスをかましたりもしたけれど、おばちゃまとヘルプで来ていた愉快なフロントスタッフが笑って許してくれた。(救われた)
キャラクターや若さゆえに許されることって多分にあるよなぁ、と思ったりする。

朝食を一緒に食べた60代の先輩と一緒に、残りの作業を進める。

おばちゃまの指示が的確というか、お手本を残して自分は次の作業へ…という流れが完璧すぎて、私もそれできるようになりたい、と思った。

1時間ほどで作業は完了して、今日のお仕事はおしまい。眠たくて、30分ほど昼寝をした。

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夕方、東京の友達とMTGをした。
お互いの近況報告と、11月の動きを確認。ワクワクしながら、予定を決める。あぁ、なんか懐かしいなぁ、この感じ。ワクワク。うずうず。面白いと思う方向へ、しっかりとアクセルを踏んでいく。ちょっと無茶なんじゃないかと思うスケジュールだけど、面白そうだと思ってしまったのだから仕方がない。

「(まちの大きなイベントに)『出る』がいいよねぇ」と私が言うと、「『出る』がいい、っていいねぇ」と彼は言った。

タスク的なことは全て彼にお願いして、私は残り2週間ほどの小豆島生活を、しっかり楽しむ。

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夜はお祭りを見に行った。島の複数の地域で、日を変えてお神輿のようなものが出るらしい。宿の先輩たちが教えてくれた。

リゾートバイトの先輩に車を出してもらって、一緒に見に行く。

掛け声に合わせて、神輿をかつぎ、高く上げる男性たち。かっこよかった。神輿の上で太鼓を叩き続ける子供達も、とてもかっこよかった。見ていて泣きそうになるくらいに。

私は祭りにあまり縁がなく、中に入って一緒に作ったことがない。でも、祭りってすごい。その土地で、その土地の人たちが守り続けてきた歴史の積み重ねが、目に見える瞬間。来れてよかった。

帰りの車の中で先輩が「行きたいところあったらいつでも言って。連れて行くから」と言ってくれたので、早速「え、じゃあ明日の朝(8時ごろ)とかって港まで送ってもらえたりします?笑」と冗談っぽく伝えてみる。快くOKしてくれた。なんて優しいんだ…!お返しに、岡山土産に吉備団子を買って帰ることを約束した。

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宿に戻り、まかないのご飯をいただく。今日はなんだか豪華なオードブルが出たので、リゾートバイト3人で分け分けしながらいただく。

魚のフライやカレー味のポテトチップス、サラダ

宴会準備を教えてくれたおばちゃまがいたので声をかけると、「すぐ覚えてくれたから助かったよ。いつまでおるの?夕食もやる?あなたみたいな人がいてくれたら嬉しいんやけどねぇ」と言ってくれた。嬉しかった。

嬉しかったけど、これを個人の関係だけではなく、他の人とも結べたら、とも思った。私が、だけじゃなくて、あの人とこの人も、私はじゃあこの人とも。誰かを悪者にしたり、使えない奴扱いしたりせずに、個々人がリスペクトしあう関係性が育めたら、より良いと思った。

一方で、「気に入ってもらえた」と安心してしまった私もいる。己の身の安全を守るだけみたいで、自分のことが少しイヤになる。

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お祭りの話や、洗濯洗剤は何を使っているかとか、そういうなんでもない雑談をしながらオードブルを食べ終わる。

明日は早起きして洗濯して、フェリーで岡山に向かう。眠いので無理をせず、日付が変わる前に就寝した。

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