理由が「人」でよいのか
職場に新しいスタッフが増えるらしい。口では「やった〜嬉しい〜楽しみ~」と言っておきながら、内心どうしようかと不安になる。最近コーチングを受けてようやく団体内での自分の役割が分かってきて、それに自信をもてたところだったのに、また逆戻りだ。人が増えても、私がここで働き続ける理由、提供できる価値ってなんだろうか。
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若者支援の現場(居場所)にいると、1人の若者とMax週に3日顔を合わせる。最初は明らかに「スタッフ」と「若者」だったのが段々と友達"みたい"になっていく。そうなっていくと、若者が私に日々の困り事を打ち明けても良いのかな、と思ってくれる。そして、話してくれる。私から団体内へ共有し、内容によっては他団体や専門機関に繋げて、問題を解決に近づける。
ここまでやるには、割と密なコミュニケーションが必要になる場合が多い。信頼してない人に、自分の困りごとをわざわざ言ったりしないから、言ってもいいんだ、って思ってもらえるような関わりが必要になる。そうなるまでには時間がかかる。1人1人と密なコミュニケーションが必要だ。
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でも、若者1人とスタッフ1人という1対1の関係は少し危ういとも思う。打ち明けてくれた理由が「人」だけだと、必ずその人がなんとかしないといけない。他の誰かが代わりになれない。その人に負担がかかり続けて、逃げたくても、任せたくても、そうできない。それは組織としてどうなのか。いいんだろうか。個人ではなく組織で関わった方がよいのでは、と思ったりする。
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なんとなく今いるNPOで感じるモヤモヤをばーっと書いてしまったけど、これは自分が主催しているイベントでも同じような問題があると思っていて。それはまた別の機会に。
きっかけは「人」で良いと思うんだけど、それじゃあ続けていくのは難しいし、広がってもいかないよなぁ、と思ったりするのです。