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10/20(日)

小豆島の宿で、今日もバイト。

日曜日なのにお客さんが少なく、1時間前倒しで終了した。2年弱ここで働いているという先輩に、「今日お昼どうするの?またおにぎり?」と聞かれる。

部屋には2つおにぎりのストックがあり、カバンの中にも今朝の残りが1つ入っていた。おにぎりを消費しないといけないが、「お好み焼きが食べたい気分です」と伝えると、知っているお店を教えてくれた。「行きますか?」と聞くと、「行くべ」と返ってくる。千葉の人は本当に「~だべ」と言うらしい。天然の「~だべ」を初めて聞いた。先輩は「やべっ。出ちゃった」と恥ずかしそうにしていた。


港の近くのお好み焼き屋さんに行った。
数日前、関西出身のもう一人のリゾートバイトメンバーが「お好み焼きと白米を食べる」と言っていたのを思い出す。「ソースで白米は食べれませんね~」と、言い合いながら完食した。

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ついでに有名な観光地、エンジェルロードに行ってみるが、潮が満ちていて道はできていなかった。
でも、あまりがっかりしなかった。最近の旅行では、観光地らしい観光地に行く機会が少ない。だから、ざ・観光地、みたいなところに行けるだけでテンションが上がったのだ。

昨日、東京の同僚と久しぶりに電話したことを話す。「楽しくやってる?って聞かれたから、楽しくやってるよって返しました」と伝える。「良かった~」「つまんないって言われたらどうしようかと思った~」と言われた。

延長したいと思っているくらいに毎日を楽しんでいるし、リゾバの先輩の前で「つまんないです」っていうやつ普通にやばいでしょ。そんなこと言わないよ。

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16時から宴会片付けの仕事が入っていたので、宿に戻る。
少し時間があったので、自室でコーヒーを淹れる。昨日より美味しい。

「わきとり」と呼ばれる箱に食器を片付けていく。小さい規模の宴会だったらしく、片付けはものの30分で終了した。わたし、必要だったかしら??とは思ったが、普段関わりの少ない夕食スタッフと共に過ごせたのは良かった。

グラスを割りそうになってビビった私に「割れたら割れただよ。ビビってたら仕事できん」と言ってくれたり(私はこれに大笑いしてしまった)、「夜食べぇ。残しとくから」とおかずを取っておいてくれたり。初めてのことで片付けではほぼ役に立たなかっただろうに、それでも彼女たちなりの優しさをもって接してくれて嬉しくなる。少しずつ、本当に少しずつ、距離が近づいている気がする。

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自室に戻るためにフロントの前を通る。
年齢が一番近い宿の職員さん(正社員的な人)がいたので少し喋る。彼は誰が相手でも変わらないコミュニケーション、誰も敵に回さないようなコミュニケーションをする人に見える。相手の言っていることを、自分の感情を差し込まず受け入れて、返答できる人。故に、こちらには表面しか見せていない感じもするし、本当はどう思っているのだろうとか、職場ではない場所ではどんな感じなんだろうとか、すごく気になる。ずっと話してみたかった。

小豆島で生まれ育ったらしい。「島が好きなんですか?」とこれまで島外の人に何度も聞かれたであろう質問をしてみると、「好きというよりは、出る理由がなかった感じですかね~」と返ってくる。なるほどなぁ。事足りているのか。

仕事が好きなのか、どんな気持ちでやっているのかなども聞きたくなったが、チェックインのお客さんが来たので会話は終わった。私は自室に戻る。

夜ご飯に宴会で残った鯛の酒蒸しを頂き、お風呂に入り、ベッドで寝落ちした。深夜3時に目が覚め、歯を磨いて電気を消して就寝する。

昨日1時まで起きていたので眠たい1日だった。洗濯洗剤を入れ忘れるくらいには、寝ぼけていた。

明日は早く寝よう。

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