nami

“何かを得るためには、何かを失わなければならない。これは、ものごとの真理なのかもしれないね。” あなたのいない世界で生きる、私の記録。

nami

“何かを得るためには、何かを失わなければならない。これは、ものごとの真理なのかもしれないね。” あなたのいない世界で生きる、私の記録。

最近の記事

今を駆け抜ける

今年も残り2ヶ月。 まだ早いけど、2024年を振り返ってみる。 今年はなんだか、これまででいちばん“今を生きてる”っていう気持ちになれた年だった。 27歳になってやっと、自分が探してきたものを見つけられたような気がしている。 目の前の仕事にひとつずつ取り組んで、休みの日には大好きな友達とふらりと旅行に出掛けて、1人の時間にはパンを焼くという趣味を見つけて、転職して実家が近くなったから定期的に実家に帰って羽を伸ばして。 すごく自信を持って、私は今が一番幸せだって言える。

    • 看護師に戻ってきた

      そろそろ前の職場を退職して一年経とうとしている。 時間の流れって本当に早い。 去年のわたしは、まさか来年また看護師をしているとは思わなかっただろう。 ところがどっこい何故だろう。 私はまた、去年のわたしが働いていた分野と同じ病棟で、違う病院でだけど看護師に戻ってきているよ。 去年のわたしよ、どうやら私はドMのようだ。 ご飯が喉を通らなくなるほど、夜上手に眠れなくなるほど辛かったはずなのに。 自分で望んで戻ってきてしまった。 残業もある、命を預かるプレッシャーに耐える、複

      • パンを焼くようになって

        半年前くらいからかな、ふと思い立ってパンを作ってみたのがはじまりで。 最初はグルテンとかバターを後で入れるとか、こね方とか発酵とか何も分からずに、クックパッドをみてなんとなく作るもんだから、あれよあれよと石みたいなパンが出来上がった。 上手にできなかったけど、強力粉をこね始めた時の、あのふわっと小麦の香りが立つ感じが好きで、何度も何度もリベンジした。 すると4回目くらいで、初めてふわふわのパンが焼けた。 その時は本当に嬉しくて。 そこからパン作り熱が加速。 今では休み

        • 10年前の私へ

          16歳の頃の私に伝えたい。 友達っていいものだよ。 焦らないで。 ありのままのあなたを受け入れてくれて一緒に笑ったり泣いたりしてくれる友達に出会えるから。 人と話すことが苦手で、男の子とは尚更全く話せないと思うけど、大丈夫。 大学でちょっと変な男の子と付き合うことになって、社会人になってもっと変な男の人と付き合って別れて、生きていく程にネタが増えていくから。笑 そして女の子同士のいざこざにうんざりしちゃったりもしてるよね。 女の子で群れるなんてとんでもない、、 って思い

          心が元気になった合図

          気がつけば11月。 大学病院を辞めて2ヶ月が経っていた。 この2ヶ月間での大きな出来事としては まずは一人暮らしをしていた家から 実家への引っ越し。 そして淡い夢であった進学のための 試験を受け失敗。 といったところだ。 そして今は、 ご縁があって近くのクリニックで週に数回 看護師としてパートさせて頂いている。 人生いろいろあるもんだなぁ、と呑気に考えながら のんびり料理したり掃除したり、お昼寝したり 少しドライブして海を眺めてみたり。 そんな中、ついこの間 ひ

          心が元気になった合図

          ほっと一息

          こんにちは。 試験を終えた私のほっと一息時間に少しばかりお付き合い下さい。 社会人4年目。 自分の中でなんだか節目だった。 退職後、ある試験を受けた。 この試験に合格すれば、私の人生は大きく変わることが確定している。 もしだめだったら、私はどうするのだろう。 はてはて、検討が全くつかない。 でもとりあえず、一区切り。 社会に出て、自分で区切りをつけることの大変さを実感した。 当たり前だけど待ってても卒業式はないし、定期的に試験を受けて新しい環境に移るシステムもな

          ほっと一息

          自分にとっての幸せとは何か

          看護師を辞めてもうすぐ1ヶ月。 実家でぷー太郎をしているわたしの脳内を整理したいと思う。 まず、心身健康でいられることがとてもありがたい。 毎日時間に追われず、責任を感じることもない。 ただ、刺激のない毎日を過ごしていると、何か物足りなく感じるようになってきてしまった。 なんだろう、頭が溶けていくような。 何もしない今の自分を許せているような許せていないような。 働いているときは、フリーターが羨ましいと思っていた。 だけど無職の今、自分のことを生産性のない、社会に属

          自分にとっての幸せとは何か

          看護師を辞めた

          大学病院を退職した。 3年と5ヶ月。 長かったような短かったような。 何十年も看護師を続けている方がいる。 大学病院で定年まで勤め上げる方がいる。 そう思うと、私の勤続年数は短いんだろうなと思う。 だけど、この3年と5ヶ月は、私の人生の中で 濃い期間だった。 社会に出るということ、医療職として働くということ。 急変、お看取り、命と向き合うということ。 リーダー業務、後輩育成、委員会。 様々なことを体感させてもらい、自分なりに向き合ってきた。 それらを全て手放した今

          看護師を辞めた

          無償に何かを語りたい日

          ふとした瞬間に、何かを語り合いたくなるのは わたしだけだろうか。 特に何について、というテーマはないのだけれど、 答えのない問いについて、ずっと誰かと話していたくなる。 たとえば、 大人になるってどういうことだろう、 自分のなかの嫌な部分との向き合い方について、 運命ってほんとうにあるのだろうか、 なんのために私たちは生きるんだと思う? といったことを取り留めもなく話したい。 お酒はあってもなくてもいい、 でも、できたらシラフでそんな話をできたらいいと思う。 亡く

          無償に何かを語りたい日

          去り際に仲良くなる人とはずっと繋がれる気がする

          25年とちょっと生きてきて、ふと気付いたので書き留めておこうと思う。 これまでの人間関係を振り返って、 今でも繋がりがある人は、“去り際”に仲良くなった人が多いような気がする。 卒業や就職、引っ越しを控えたタイミングで 私は不思議と、卒業までの学校生活でほとんど関わりがなかった子と急に仲良くなるという不思議な現象が多かった。 うんと思い返せば保育園の頃からこの現象は続いていて。 去り際に仲良くなった人たちについて考えていると、共通することがあった。 なんとなく、一緒

          去り際に仲良くなる人とはずっと繋がれる気がする

          共に迷い立ち止まる存在がいるということ

          私は職場の寮に住んでいる。 だから住んでる人はみんな同じ病院で勤める看護師だ。 今日、偶然にも寮の入り口で同期と出会った。 その子は友達の友達、という存在で、 会って話はするけれどそこまで深い間柄ではなかった。 その子がふと、私に言った。 「わたし、今月で辞めるんだ。」と。 「養護教諭になろうと思う。」 と話したその子の目はとても綺麗だった。 素直に心から、この子はきっと素敵な先生になる、 と思った。 私の勝手な見解だけど、絶対に向いてるだろうなという謎の自信すら感じ

          共に迷い立ち止まる存在がいるということ

          やさしい世界

          あの街の光と音 大人の声 懐かしい匂いと ゆっくり流れる時間 大通りに面したビルに幼い頃私は住んでいた。 一階で父が美容室を営んでおり、2階が住居、3階に管理人のおばあちゃんおじいちゃんがいた。 最近どうも、そこで暮らした記憶が恋しい。 小学校が近くにあったから、 チャイムの音が聞こえた。 お母さんは決まって家を綺麗にした後は、 家中の窓を開けて換気をした。 おひさまの匂いが部屋に入ってくるようで、あの時間がとても好きだった。 お母さんに怒られると、3階のおばあちゃん

          やさしい世界

          あなただから出る統一感

          好きなYouTubeチャンネルを見ていたり、Instagramを見ていると、 本当にこの人センスいいなぁ、おしゃれだなぁ、 という人達で溢れている。 一時期わたしもそのような人たちに憧れて、 よし。とりあえずミニマリストになろう、 と意気込んで、物を減らすことから始め、 雑貨の色に統一感が出るように、 この色はこの雰囲気に合わないからこっちの色に しよう、などという判断基準でものを選んでいた。 だけど最近、ミニマルだけが全てではない、 と思わせてくれるインフルエンサーを見

          あなただから出る統一感

          看護師を一旦辞める決意

          ついに、ついに師長さんに行った。 8月末で辞めさせて欲しいと。 管理室と相談して返事をすると言われ、確実に辞められるかはまだ分からないが、とりあえず言えた。 3年とちょっとの期間、大学病院で働き、様々なことを知り、物事の表側も裏側も見ることができるようになってきていた。 このままこの場所でキャリアアップを目指していこう、と言う気持ちがあったのは確か。 だけど、どうしても、5年後のここで働く自分を想像することができなかった。 地元に帰省し、仲のいい友人(友人と言っても母

          看護師を一旦辞める決意

          記憶が与える価値

          おはようございます。 私が最近感じていた、ちょっと寂しいなぁと思ったことについて書かせてください。 社会人になる時に、引越しや家具、その他の日用品など、親と一緒に選び、親が買ってくれた。 ちょっとした雑貨を買う時に、親が冗談で、「おばあちゃんからお小遣いもらったでしょ。これは自分で買いなね」と笑いながら言っていて、私も「あ、そうか。私お小遣いもらったし自分で買う。」と納得していたのだけれど、その時なんとも言えない寂しさを感じた。 恥ずかしながらその時初めて、これまでず

          記憶が与える価値

          鈴虫寺

          ゲッターズ飯田さんがお勧めしていて、ずっと気になっていたお寺。 願い事をひとつ、叶えて下さるお地蔵様がいるという「鈴虫寺(華厳寺)」へ行ってきた。 すんっ、とする穏やかな空気の中、階段を登る。 私は9時からの説法を聞くために、着いたのは8時45分頃だったが、数人並んでいた。 ふと左手に目を向けると、わらじを履いたお地蔵様が。 このお地蔵様がこれまでたくさんの人の願いを叶えてきたのだなぁ、と思いながら眺める。 ちょうど9時頃、拝観料500円を納め書院へと案内された。 どこ

          鈴虫寺