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海の日に見たホタルノヒカリ

ホタルの放つ光って、
パートナーを見つけるための求愛行動らしい。

数週間という命の短さの中で、
子孫を残し、また来年、
その子供たちが自然の中で、
光を放って飛び回る。

あっという間の一生の中で、
命をつないでいくんだって。

ホタルって幻だと思ってたけど、
綺麗な光を放って飛び回るホタルたちを
この目で昨日見たのである。

こんなに自然に感動したのは
初めてだった。
手に届きそうで、届かない。
星のようなキラキラした光。

短い一生を一生懸命に生きている
ホタルに私はとんでもなく感激した。

あと、1週間。
残された期間を知りながら生きるホタルたちは、
何を思って飛び回っているのだろうか。

限られた時間。

私だったら、時間が減ってくると、
あれもこれもって考えて、
あたふたしてしまう。
結局、何もできなくて、
気づいたら、もう当日。
そんな情景が思い浮かんだ。

そんな中で、子孫を残すために
必死に飛び回るホタルたちの
命の重さを痛感した。

与えられた時間をどう過ごすか。

今までの思い出たちが愛おしくて、
前に進めなくなる時がある。
立ち止まってしまいそうになる時がある。

でも、必死に前に進まなければ。
今の自分に何ができるのか。
今の自分しかできないこと。
今の自分が過ごしたいのはどんな時間なのか。

明日に向かって進むしかないのだ。

正直にならないと、きっと後悔する。
言葉にして伝えて、動かなかったら
私が昨日ホタルを見ることはなかっただろう。

だから、ちゃんと正直に。
ちゃんと伝えないと。

時間はただ、ただ過ぎ去ってしまう。
今の時間は本当に戻ってこないから、
大切に過ごさないと。

それにしても、
まさか本当にホタルが見れるとは思ってなかった。
夏の、本当一瞬のタイミング。

叶えたいことリストの1つが、
また叶った日だった。

昨日見た、ホタルの光と星の光は、
寂しさでいっぱいの私の心を
光でいっぱいに照らしてくれた気がする。

最高の思い出になった海の日であった。
昨日見た、あの景色は、
たぶん、一生忘れない。


虫が大嫌いな私に、大好きな虫ができた。
ホタル。

あの美しい光で、
幸せな気持ちになる人は私だけじゃないだろう。

私も、誰かに、何かに、
少しでも光を与えられる人間になれたらいいな。

もう少しある地元での生活は、
たくさんの光を与えてもらって、
元気いっぱいに旅立ちたい。

今日は、ホタルを見れたことを
朝から職場のみんなに報告した。

こんなに興奮してるの初めて見た。
と言われるくらい、顔に嬉しさがでてたみたい。

河川敷で見れるとか、
ホタルは珍しくないとか、
色々な意見もありましたが、😭

私は、あの場所でホタルたちを
見れて良かったのである。
むしろ、あそこが良かったのである。

みんなに教えたいけど、
教えたくない、地元の素敵な場所。

ホタルに幸せをもらった1日だった気がする。

きっと、もうすぐあのホタルたちの光も
見れなくなるだろう。
もう少し、彼らに命が残っているとするなら、
もう一度見たい。

もう一度あの美しい光が見たい。

幸せをたくさん貰った昨日に、ありがとう。

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