老夫婦から感じたこと
「じいちゃん〜ついてきてるか〜!」
「おぅー!いたよー!!」
こんな、おじいちゃんとおばあちゃんの
会話を聞いて
とてつもなく感動して涙が出そうになった。
おばあちゃんが前を歩いて、
何ともいえない距離感で
後ろをおじいちゃんが歩いて、
後ろを振り向かずとも
2人のペースで歩く。
2人の会話に、
長年連れ添った絆を感じた。
夫婦っていうと、
根拠はないけど、何となく
旦那さんが引っ張るイメージがある。
今の職業も前職も
職業柄、老若問わず多くの夫婦を
見た。
色々な夫婦の形があるなと
思う日々。
でも多くは、手続きを奥さんが
手こずっていると
旦那さんが奥さんを怒ったり、
また逆も然り。
こう言っちゃ失礼だけど、
どことなく頼りなさそうな旦那さんには
奥さんが厳しめだったり、
きっと夫婦のバランスってこうやって
とってるんだろうなと思っていた。
けど、今日の
おじいちゃんとおばあちゃんは違う。
2人が、平等というか、
お互いを想って生きてきたんだろうなって
すごく感じた。
今日ほんの10分くらい関わっただけ。
だけど、2人の素敵な夫婦の形というか、
絆というか、
2人を見ていると微笑ましかった。
たぶん、お互いが居心地がいい相手というか、
落ち着ける関係というか、
それが外にまで滲み出ていた。
人を想いやるって、結構難しい。
想いやろうと思わずとも、
自然とそれぞれを大切にできてるんだろうな
と思った。
本当に涙が出そうだった。
素敵だ。
人といると、今この人はどう思っているかな
とか、気にしてしまいがちだ。
例えば、食べたいものを決める時とか、
優柔不断の私は、
「何でもいいよ」が口癖。
本当に、自分では決められないから
何でもいい。
決めてもらって全然いい。
食べたいものを遠慮なく
言ってもらっていい。
確かに、心の中では
ラーメンが食べたかったなって
思う時もある。
自分的には、勝手に、
食べたいものを相手に合わせられるから
「何でも良い」って言っているけど
相手からするときっと、
何でもいいが1番困っている。
というのも、わからなくない。
それでよく、一緒にいる人に
ちょっとイライラされたりする。
(イライラしてるなって感じる)
優柔不断同士だと、
「何でもいいよ」のオンパレード。
時には、じゃんけんで決めたりする。
まあでも最終的には、ラーメンか
ジャンクフードが定番。
即決できる力が欲しいと思うけど、
なんか、もはやこれはこれで楽しいというか
それも受け入れられる関係は最高。
優柔不断の人の気持ちは
優柔不断の人がよくわかる。
無言も然り。
無言になると、やばいやばいと
焦って、変な質問をしちゃったり
することがある。
自分でも、面白くて笑えてくる。
つまり、何が言いたいかっていうと、
無言でも気にならない
お互いを受け入れられるというか、
お互いを想おうと意識しなくても、
自然とお互いを想っている。
そんな関係が理想というか、
素敵な関係だなって凄く思う。
何年、何十年経っても変わらずに
いられる夫婦になりたい。
きっと今日の2人は、
今までもこれからも
変わらないんだと思う。
素敵な、老夫婦を見て
一日中幸せだった。