「セブン・ペイメントサービス」による現金受取
昨年末に、パナソニックのヘヤ・ドライヤー「ナノイー」を購入しました。
「ナノイー」の最上位機種で、なかなかのお値段がしたのですが、まぁ、それはいいとして、何とそれには、別途申込みにより、パナソニック主催の「3,000円のキャッシュバックプラン」が付いていたのですね。
キャッシュバックですから、これまでの常識からすると、現金書留か、口座振込か、郵便為替か、かなと思ったのですが、そうではありませんでした。
口座情報も教えることなく、ただ携帯電話番号とメール・アドレスを教えるだけで、「セブン銀行ATMからの現金受取」ができるというじゃありませんか。
昨今、いろいろな詐欺の手口がある中で、口座番号情報をネットに載せて送信するというのは、リスクが高いと思われます。
※と言って、現実にはやっていますが…。
少なくとも、そういうことがリスクが高い行為であると認識される時代背景が出てきたということは確かでしょう。
そういう時代背景の中で、今回のキャッシュバックが、口座番号も教えずに、また、現金書留でも、郵便為替でもなく、どうやって、現金を客に渡すのだろうと、頭の中は、「???」だらけでした。
まず、私は、電話番号を教えてというのに、家の固定電話の電話番号を登録してしまい、後日、パナソニックの事務局から電話があり、改めて、携帯電話番号を改めて伝えました。
※つまり、固定電話じゃダメなんです。
そして、そのため、待つこと3か月、携帯のSMS(ショート・メール・サービス)に、パナソニック事務局から着信がありました。
そこに付されたアドレスから、指定サイトを開くと、果たして、「セブン銀行ATMからの現金受取」の説明書きと説明動画が載っていました。
つまり、こういうことです。
①セブン・イレブンに設置されたセブン銀行ATMに行き、モニターから「カードを使わない番号入力での取引」を選択し、以下について、SMSでの指定番号を入力する。
・提携先コード
・お客様番号
・確認番号
②金額3,000円が表示されるので、確認し、1,000円未満の受取方法を選択する。
※紙幣だけの受取の場合は、そのATMから、紙幣が出てきて受け取り、おしまいですが、硬貨がある場合は、レジにて受け取りとなります。なお、硬貨を交通系電子マネー等での受け取りも可能ということで、②の段階で、選択することとなります。これなら、レジで硬貨をもらう必要もありません。
何と、小口現金の受取が、口座振込でも、現金書留や郵便為替でもなく、このような方法でできるとは、時代の激変を感じました。
※口座振込が急速に減少する予感すらを感じました。
あまりにも、画期的な方法なので、ネットで調べてみると、セブン銀行による「セブン・ペイメントサービス」に組み入れられた手法の一つらしいのですね。
※他にATM集金などのサービスもあり。
すなわち、このATM受取は、「企業」から「個人」への送金を、全国のセブン銀行ATMとセブン・イレブンのレジで、原則24時間受け取ることができるサービスで、
・簡単…携帯番号・メールアドレスのみ連携
・スピーディー…即送金
・安心…小口現金不要で、現金管理負担ゼロ
・リーズナブル…現金書留・為替等より安価
というのです。
送金する側の企業の負担も、契約時:初期費用+サービス開始後:月額利用料10,000円(税別)・送金手数料(送金件数に応じて発生)となり、明朗会計、かつ、安価のようです。
これって、既存の銀行、やばくね、と直感しました。時代の流れを感じましたね(^^;)。