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中途給付付生命保険で少々の楽しみを!

 生命保険とは、本来、死亡や入院など、経済的に困ったことが起きたときに、お金が降りてくることを念頭に作られた仕組みなんですね。

 だから、死亡や入院など、困った系の保障だけに備えて、満期保険金や中途(生存)給付金などの貯蓄・積立系の保障は、保険料が上がるだけなので、FPなどの先生の中には、必要ないと言い切る人もいるのです。

 確かに、満期保険金や中途給付金は、自分が保険料の中で、(余分に)積み立てた部分が、ある時期が来ると、自分に戻って来るだけなのだから、保険本来の目的としては、必要ないという見方には、一理あると言えます。

 もちろん、積み立てた部分の保険料には、予定利率という利息が付いて、運用されますので、損ということではありません。
 ※個社によって、予定利率は異なりますが、予定利率そのものは、一般的な定期預金の利率より、現状、高いことが普通です。

 しかしながら、私は、次のようなことに着目しています。

 口の悪い人に言わせると、生命保険とは、「不幸の宝くじ」であり、被保険者の死亡など、何か経済的に大変困ったことが起きたときに、保険金が当たる仕組みなんです。

 これを、保険業界では、専門用語で「射倖しゃこう性」と呼んでいます。

 つまり、弓で的を射るときに、めったに当たることがないのが、たまに当たって、報酬が得られることは珍しいので、生命保険にはギャンブル性があることを指しています。

 ということは、生命保険とは、命に賭ける不幸の宝くじみたいなものというわけです。
 ※間違っていませんが、皮肉った言い方で、楽しい言い方ではありません。

 この不幸の宝くじに当たることだけに着目して、毎年、保険料を納め続けるのは、あんまり楽しくないでしょうと言いたいのです。

 不幸の宝くじですから、宝くじというくらいで、普通はあんまり当たらないのです。
 ※終身保険などのように、終身(一生涯)、死亡を保障するという、必ず当たる(支払われる)生命保険もありますが、当然、保険料は上がりますね。

 このあんまり当たらないこと、しかも、不幸な出来事だけに注目して、保険料を払い続けるのは、何だか、私は、面白みに欠け、つまらないと思うのです。

 そこで、私は、生命保険の中に、楽しみを見いだしながら、加入しています。

 生命保険の中には、契約期間が満了する際に、生存していると、満期保険金が支払われるものもあります。

 また、契約期間の中途で、例えば、3年ごとなどの間隔で、生存、あるいは、入院事故などがなかった(健康な)期間において、中途(生存)給付金が支払われるタイプのものもあります。

 これらは、当然のことですが、完全掛け捨てタイプの保険より、貯蓄・積立系の保障がある分、保険料が割高です。

 ですが、満期保険金・中途給付金が、支払われることが、保険料を支払い続ける動機付けになるのです(人間は現金なものです。)。

 だって、めったに給付のないものには、誰だって、お金を払い続ける気持ちが失せますが、お金が時々降ってくれば、やっぱり何だかうれしいものですからね。

 私は、かくして、満期保険金や中途給付金付きの生命保険に複数、加入していることから、毎年のように、満期保険金や中途給付金の支給を受けています。

 この給付は、「不幸の宝くじ」ならぬ、「ハッピー・ボーナス」ですから、何だか毎年、その給付が楽しみなんです。

 みなさんには、少々、楽しみの給付もある生命保険の加入をお勧めしたいですね。

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