「一日休養、一日教養」土日は休むこと
今週は、月から金まで朝の8時前後には出勤し、夜の8時~10時頃まで、連日、残っていました。
「金曜日の夕方5時過ぎに指令が来て、月曜日の朝9:15には持って来いなんて、すごい話だよね。土日があるだろ、という話なんだね。」
かの木下藤吉郎は、織田信長に仕えている時、「大体において、親方様は無理を言うもんなんだ。」と心得ていたと言うじゃありませんか。
世に「無理を通せば、道理が引っ込む」と言いますが、無理無理でも、何とかすれば何とかなってしまうことも、現実にはあるものなんですね。
「『兵は拙速を尊ぶ。』と、孫子の兵法にあるようだけど、巧遅は嫌うんだってね。そのまんま、地で行くような展開だね。」なんて、金曜日の夜の10時過ぎに、周りと話していました。
「でも、他の人はいざ知らず、私は、土日は休みます。」と、仕事は、夜の10時半には片を付けて、職場を後にしました。
他のメンバーは、本来の休みである土日にPCを持ち帰って、仕事をするようですが、「人間の頑張りには、限界があるのです。」と、私は、ちゃんと休むことにしました。
土曜日の今日、どうしても眠くて、朝もすぐに起きれず、起きても、眠くて眠くて、昼寝もし、その後、いつも行くマッサージに行きましたが、施術を受けている最中は、全く起きていられず、完全に爆睡していました。
※施術終了後も、しばらく、頭がぼんやりしていました。
それでも、その間、本屋に寄り、本を2冊購入しています。
マッサージの施術後、風呂に入り、夕食を食べ終えて来るあたりで、だんだん元気が出て来ました。
私は、毎週、土日の休みに、少なくとも、2冊くらいは本を読むことにしていますが、夕食後、身体が楽になってきたところで、読書を開始しました。
かの松下電器(現在のパナソニック)の創設者、松下幸之助氏は、日本で週休2日制を先駆けて採用した際に、「一日休養、一日教養」と言ったそうです。
周りのメンバーには、悪いのですが、土日にも休みなく働くと、身体にも無理が行くばかりでなく、頭の充電ができないですよ。
頭の充電とは、知識やスキルの補充です。
身体を休めないと倒れますし、頭に何かを入れないと、それこそ「パー一直線」です。
慶応大学の創設者で、明治の初年に『学問のすゝめ』を著した福沢諭吉氏は、その中で、「天は人の上に人を作らず人の下に人を作らずと言えり。」と言いましたが、それは、単なる人間平等論ではありませんでした。
「されば前にも言える通り、人は生まれながらにして貴賤貧富の別なし。ただ学問を勤めて物事をよく知る者は貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるなり。」
これは、ある意味、相当恐ろしいことを言っており、「勉強しないと、『パー一直線』であり、『貧乏一直線』になっちゃうよ。」と喝破しているのです。
土日は、松下幸之助翁の言う通り、まず一日は身体を休め、そして、もう一日で勉強しましょうよ。親方様の希望でも、ただただアウトプットを望むのは、土台無理なんです。
ということで、疲労から復活した私は、土曜日の夕食後、2冊の本を読了(インプット学習)し、かつ、このnoteの記事を執筆(アウトプット学習)しています。
どんなに忙しくとも、勉強しようぜ。「パー一直線は、貧乏一直線なんだから。」
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