持って生まれた“カード”で勝負する♡
本日、大みそか、紅白歌合戦の白組のトリで出場する福山雅治は、言わずと知れたイケメン中のイケメンですが、シンガーソングライターであり、俳優であり、ラジオDJであり、写真家であるなど、多才中の多才の方です。
身長も180cm超えであり、また、話させると、カッコいい話もできるし、下ネタも含めた超・面白い話もできる、それでいて、女性ファンだらけであるという、突っ込みどころがないくらい才能のある方です。
現在、54歳だそうだそうですが、中年と言うには、もったいなさ過ぎる容貌です。
これくらいの才能のある方ですから、デビューして、ほどなくして売れ始めていますが、テレビを観ない私がたまにテレビで観ても、こんなに“interesting”ならば、これは世間一般で言うところの「スター」以外の何物でもないという感覚を、芸能通でもなんでもない私ですら感じるのですから、本当に「スター」なんでしょうね。
芸能人は、とりわけ「スター」と呼ばれる人は、単に「カッコいい」だけでは足りないのでしょう。厳しい世界ですね。
あるラジオDJが、福山雅治の才能がスゴすぎるのを評して、「福山雅治はズルい」と言っていましたが、気持ちは若干わかります。
あんまりにも完璧すぎるように見えるからなんですね。
かくいう私は、そんなスゴいところとは比べられるわけもありません。
でも、何となく感じることがあるんです。
「スター」には、「スター」の星の下に生まれたのだから、そこに背負っているモノがある、そして、それを果たす運命(例えば、日本中みんなの憧れの人となるなど)があるのだな、と。
おそらく、前世までに積んできた積善の効が利いて、今世で花開いているのだろうなと感じます。
しこうして、一般ピープルは、そういう「スター」への感情は憧れだけにとどめておいて、一般ピープルとして生まれ落ちて、自分に配られた才能・環境などのカードに、決して文句を付けてはいけないんだと感じています。
麻雀や、トランプでも、やったことがある人はわかると思いますが、配られた牌・カードで、工夫して、工夫して、勝ちにつなげていくしかないのです。
最初の配り牌から、役が付いているなんてことが起きたら、「天保」という役満ですが、俗に「(あまりにもあり得ないことだから)死ぬ」とさえ言われているくらいですから、ほどほどを喜ぶのも一般ピープルならではの処世術かもと思いますよ。
高度成長期の日本一の実業家、松下幸之助翁は、「自分が成功した理由は、三つしかない。①貧乏だったこと、②身体が弱かったこと、③学歴が低かったこと。」と言っているくらいですからね。
これらは、普通の人が、「失敗」の原因とする三大要素なのに、かの実業家は、成功の三大要素と言っているのです。
①貧乏…貧乏だったから、成功したいと思って、頑張った。
②身体…身体が弱かったから、仕事を部下に任せた。
③学歴…学歴が低いから、みんなの言うことを素直に聞けた。
ただし、松下幸之助翁は、人並み外れて、「努力」できるという「才能」をお持ちだったんだと思いますね。
いずれにせよ、翁は、自分の持ち牌に文句は、決して付けていなかったのです。
福山雅治が、ウルトラ・カッコよく、超・面白いのは、憧れにとどめて、一般ピープルとしては、自分の持ち牌に目をやり、どうしたら、この手で上がれるのか考える…、これが真っ当な生き方のような気がいたします。